「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

背番号10の周囲には常に得点の香りが漂っていた。 「マリノスのサッカーを見せつつ結果を出せたのはポジティブ。自信になるし、いい経験になる」 [親善試合 セルティックFC戦レビュー]

 

悪い流れを断ち切る勝利

 

大量6得点でスコットランド王者を粉砕した。

序盤、輝きを放ったのは背番号10だった。

 

 

開始4分、渡辺皓太の縦パスを受けたマルコス・ジュニオールが最前線へスルーパス。球足が長くなったボールは相手GKに捕球されたかに見えたが、キャッチしきれなかったボールをアンデルソン・ロペスが粘って、奪って、流し込んだ。

 

 

マルコスは23分にも得意の浮き球スルーパスで水沼宏太の得点をアシスト。気合い十分のプレーにも本人は「自分としては自然体でこの試合に臨んだ。欧州のサッカーを体感できるのが楽しみだった」と涼しい顔。脳しんとう症状から復帰してさほど時間が経っていない中で、目に見える結果を残したのは前向きな材料だ。

33分には高い位置からの激しいプレスでボールを奪い、ロペスの決定につなげた。37分には背後のスペースへ抜け出してGKとの1対1に。二度のシュートチャンスを決めきれず頭を抱えたが、背番号10の周囲には常に得点の香りが漂っていた。

後半に入ってもロペスがこの日2点目を奪い、實藤友紀がストライカー顔負けの抜け出し&シュートで逆転に成功。終盤は宮市亮が立て続けに2ゴール決め、花火大会を締めくくった。

 

 

ヨコエク

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