「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(甲府からのオファーは) 事実です」(樋口)・「サッカーに年齢は関係ない」(中澤)・「小さな勲章を手にするチャンス」(榎本)+富澤・下平・兵藤他 [東京戦直前コメント] 2,009文字

【試合に向けて】

DF 22 中澤 佑二

「30歳を過 ぎてからは毎年、フルタイム出場を目標に掲げていて、まだ達成したことがない。今週もいままでどおりの生活で過ごしていくだけ。サッカーに年齢は関係な い。若くて元気だからフルタイム出場できるとは限らない。簡単にポジションを譲らないという強い気持ちもある。あとはけがのリスクが少ない選手という証明 でもある。コンディションに波がないということ。プレー以前にいい準備をしなければ達成できない」

樋口 靖洋 監督

「ラストウィークですね。いつもどおり、いい準備をして、いいゲームをしたい。やれるだけのことをやって、最後の試合も結果を出したい。僕がこのチームで監督として臨む最後のゲームというよりも、2014年の最後のゲームということ。なんとかいい形で終わりたい。負けると順位が下がってしまう可能性がある。逆に勝てばフロンターレの結果次第で6位に上がるチャンスがある。フロンターレは同じ県のチームでもあるし、上に行きたいという気持ちがある。
(中村)俊輔の状態は良くも悪くもなっていない。来年以降のことをかんがえたら、しっかり治さないといけない。今年は直接FKを入れていないけど、まずFKの回数が少ない。あとはトップフォームの時期がなかなかなかった。技術的なものは何歳になっても衰えないし、シュートは一番うまい。
相手の[4-3-3]のシステムに対してしっかり対応しないといけない。ただ、試合の中でシステムはころころ変わるので、その変化には注意が必要。スタートは[4-3-3]だと思う。あとはカウンターが鋭いので、それに対する準備をしないといけない。武藤は思い切りがいい。シュートを打つタイミングでしっかり振り切っている。それがゴール数につながっていると思う。(齋藤)学がそれ以上に活躍してくれるでしょう。
(甲府からのオファーについて)事実です。甲府には昨年、今年とリーグ戦で一度も勝っていない。城福監督が築いてきたスタイルは素晴らしいし、そのあとに監督を務めるのはとても難しいこと。しっかり考えたい」

 

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GK 1 榎本 哲也

「終わってみれば早かったと感じる1年。今年はゼロックス・スーパーカップに始まりACLがあって、リーグ戦ももちろんあった。試合数が多いのは楽しい。ただ、そのぶん悔しい思いをたくさんしたシーズンでもある。リーグ最少失点はなんの賞ももらえないけど、ちょっとした自慢にはなる。チームが勝って、優勝するのが一番嬉しいけど、いまは小さな勲章を手にするチャンスがある。最後も無失点で終わりたい」

DF 4 栗原 勇蔵

「リーグ最少失点へのこだわりはもちろんある。自分は自分たち以外のチームだと浦和、ガンバ、FC東京、新潟、甲府の失点数をいつも気にしていたから。ウチの場合は無失点に抑えて当たり前みたいなところがある。そういう評価を受けているし、当然だとも思う。武藤はあれだけ点を取れているし、いい選手なのは間違いない。スピードに乗ってプレーできるし、個人としても勢いがある。しっかり止めなければいけない」

FW 16 伊藤 翔

「前節はホームの最後で、今節は今年の最後。勝って終わるのと負けて終わるのでは大きく違う。個人的にも2試合連続ゴールと結果を出せているので、それを3試合連続ゴールに伸ばしたい。ここまで7ゴールという結果には満足していないし、あと1試合だけど数字を伸ばすチャンスがある。順位を上げるチャンスもあるわけだし、これまでと同じように全力で勝利を目指す」

MF 7 兵藤 慎剛

「今年の開幕直後はなかなか試合に出られない時期があった。それもあってシーズンの最後にこうしてボランチをやるとは思っていなかった。いろいろあったシーズンだけど、この試合が最後になる。ここまで2連勝しているので、3連勝で飾りたい。ファビオがけがをしてしまったので、相方は変わるかもしれないけど、自分は後ろと前をつなぐ役割をこなしたい」

MF 27 富澤 清太郎

「まだ先発で出ると決まったわけではないけど、ファビオが難しそうなので気持ちとしては準備している。今年は病気もけがもたくさんしたし、これ以下はない。最後のところでチームの調子も上がってきているし、自分が入ってそのリズムを壊したくない。FC東京にはヴェルディ時代のチームメートの河野がいる。河野はポテンシャルの高い選手だし、対戦するのはすごく楽しみ。でも勝って気持ち良く今年も終わりたい」

DF 23 下平 匠

「神戸戦のラスト15分くらいのところで手をついて、そのときに骨折してしまった。そのあとはギプスで固めていて、試合もそのままできるみたい。今日の紅白戦ではスローインを投げなかった。それをどうするか。個人的には今年最後の試合なので出たい。もしそれでひどくなっても、来年の開幕には間に合うでしょ。あとは監督が決めることだけど、自分としてはやりたい」

 

 

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