決意のマリノス残留とともに背番号25への変更を希望。 再び時計の針を動かすために、吉尾海夏の2023シーズンが動き出した
引き締まった表情とひと回り大きくなった下半身が、吉尾海夏の強い覚悟を物語っていた。
「去年の悔しさを絶対に無駄にしないように、しっかり今年のシーズンにぶつけたい。去年経験したことを生かしたい」
3年間の武者修行を経てレンタルバックした昨季。しかし満足には程遠いシーズンを過ごした。リーグ戦出場は9試合にとどまり、わずかに1得点。負傷や体調不良といったアクシデントも重なり、思い描いていた理想とかけ離れた時間になってしまった。
今オフは決意のマリノス残留とともに背番号25への変更を希望。「責任感があるのは14番の時も同じだけど、番号に見合った結果を残せるように」と意図的にプレッシャーをかけているようにも受け取れる。
実は、背番号25は育成組織時代も含めて初めて付けるナンバーだ。かつて中村俊輔や藤本淳吾らが背負い、その左足で美しいアーチを描いてきた。吉尾もその道を辿り、偉大な先輩たちの背中を追いかける。
今季は始動日から一貫して右ウイングでの起用が続き、それは宮崎キャンプでも変わらない。
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