「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「そもそも連覇を狙うつもりはなくて、王者の座を守るつもりもない。意識の問題だけど、あれは奪い取るものだと思っている。奪い取りに行った結果が連覇であれば、それは素晴らしいこと」(喜田拓也) [始動日コメント]

 

[コメント]

ケヴィン マスカット 監督

「こうして新しい施設で、素晴らしい環境で、また選手たちと会えたことをうれしく思う。みんながしっかり良い休暇を取って帰ってきてくれた。横須賀市と久里浜が素晴らしい環境を提供してくださり、ようやく自分たちがホームと呼べる場所で練習できる。去年、優勝することができて、たくさんの方々がいろいろなところで語ってくれたと思う。でも、それはもう過去のこと。今日という初日を迎えて、とにかくいい準備をすること。そして去年よりもレベルアップしたところを見せていきたい」

 

 

MF 喜田 拓也

「待ちに待ったクラブハウス。僕自身はマリノスで4つ目の環境になる。新子安、マリノスタウン、新横浜、そして久里浜。いろいろな環境でやってきたけど素晴らしい施設だし、横須賀の街もウェルカムな空気を作ってくれている。その期待に応えるべく最高の準備をしたいし、結果を出すことで皆さんに喜んでもらえると思う。みんないい顔をして集まっているし、しっかり準備して、ケヴィンも話していたように今日からスタート。公式戦に向けてというよりも、毎日の練習を大切にするという意識でやっているし、新しい選手もいるけど彼らにも早くそういう意識を持ってもらって、助け合ってやっていきたい。練習に関してはこれがマリノスの強度でもあるし、ずっとやってきたこと。新しい選手がどう感じたのかはこれから話して共有していくけど、もともといた選手も多いのでマリノスのやり方と強度を再確認できたと思う。一つひとつのプロセスを丁寧に準備していきたい。(連覇に向けて)そもそも連覇を狙うつもりはなくて、王者の座を守るつもりもない。あれは奪い取るものだと思っている。奪い取りに行った結果が連覇であれば、それは素晴らしいこと。意識の問題だけど、あれを今年絶対に奪い取るという、シンプルにそれだけ。意識やモチベーションの持ち方はそれぞれあってもいいし、もちろんゴールは一緒。情熱の燃やし方やモチベーションの持っていき方は全部一緒じゃなくてもいい部分があると僕は思っている。そこはコントロールしていきたいし、それぞれが一番パワーを出せる捉え方でいい。僕自身は、あれは奪い取るものだと思っているので、僕らのものだとも思っていないし、チャレンジャーとしてぶつかって奪い取るために最高の準備をしたい。

 

 

(19年優勝後のシーズン初日と今年の違いは?)

前年優勝したからというのはあまりなくて、新シーズンでメンバーも変わっているので一概に比べられないけど、あの時の経験は間違いなく大きなもの。翌年はコロナ禍もあっていろいろ苦しい思いもしたけど、あの悔しさが必ず生きる。それは2019年にみんなが頑張って優勝という結果を得たからこそできた経験。ここで借りを返せる思いもある。メンバーは多少違うけど、生かせるところは経験した選手がしっかり生かすべきだし、また新しい風が吹くと思うけど一緒に頑張っていきたい。

(数人の選手が移籍したが、どのように進んでいく?)

まず選手の数だけストーリーがあるし、キャリアがある。そのすべてが尊重されるべきで、彼らの決断は仲間としてリスペクトして送り出したい。あと僕自身が話せるとすれば、今いる仲間としてどうしていくかしか興味がない。僕らのチームの強みとしては、マリノスの色というものを感じ取って新しい選手も入ってきていると思う。そこはさらにアップデートできる部分もあると思う。結果も大事だけど、プロセスも大切に進んでいきたい。

(盟友の仲川選手が移籍したことへの思いは?)

 

 

(残り 2813文字/全文: 4316文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ