中林洋次の契約非更新を発表。 真面目な性格と実直な姿勢はプロのお手本で、いかなる状況でも試合出場への準備を怠らなかった
マリノスは24日、GK中林洋次(36)との契約満了に伴い、来季の契約を更新しないことを発表した。
ジュニアユース菅田出身の中林が18年ぶりに帰還したのは2019年夏のこと。「僕の原点に近いものがここにある」。久しぶりに袖を通したトリコロールのユニフォーム姿に、違和感は一切なかった。
3年半のトップチーム在籍で、公式戦出場はわずか1試合。でも、その試合が15年ぶりのリーグ制覇を決めた一戦なのだから、クラブにとって歴史の1ページであり、まぎれもなく功労者だ。19年最終戦のFC東京戦、パク・イルギュ(現サガン鳥栖)の一発退場をうけて途中出場でピッチへ。豊富な経験を生かした落ち着いた立ち回りでシャットアウトに成功し、優勝の立役者のひとりとなった。
多くを語るタイプではないが、真面目な性格と実直な姿勢はプロのお手本。いかなる状況でも試合出場への準備を怠らず、メンバー入りすればロッカールームで誰よりも大きな声で雰囲気を盛り上げる。20年以降は最年長選手としてチームを背中で引っ張った。
在籍期間中に大きな負傷なくGKユニットを盛り立てたことも貢献のひとつだろう。
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