マリノスを強くして、関わる者たちがもっと胸を張れるように。 喜田拓也は土曜日もチームの先頭に立ち、トリコロールの旗頭を務める
『泰然自若』
喜田拓也にはこの四字熟語がよく似合う。
優勝決定の可能性がある週末のガンバ大阪戦に向けて、周囲はにわかに騒がしくなってきた。喧騒とまではいかなくても、それぞれの立場で粛々と業務や準備を進めている。ファンやサポーターとともに喜びを分かち合い、一生の思い出に残る日を作り出すための仕込み作業だ。
それは選手たちも重々承知の上で、ここでも目の前の一戦必勝だけを誓う。
「シンプルにみんなと試合に勝ちたい。ただ、それだけ。何も難しく考える必要はないと思う」(喜田)
言葉の中には、優勝も、タイトルもない。34試合のうちの1試合という位置付けで、これまでに消化した30試合と何ら変わらない。
数字上の可能性や条件はすでに明らかになっていて、無視はできない。選手たちの頭の中に入っていないわけがない。
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