「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

ウイングのポジションだけは駒不足が否めない。チーム事情や連戦といった要素を総合して考えると、ヤン・マテウスが初めてメンバー入りする可能性も [J24節(延期試合) 湘南戦プレビュー]

 

絶対に落とせない湘南戦

 

明日の湘南ベルマーレ戦は、今シーズンここまで9勝2分と無敗を誇るホームゲームだ。この一戦含めて残り9試合中6試合がホーム開催。ファンやサポーターが運んでくる熱は強烈な後押しになるはず。しばらく勝ち星から見離されているチームにとって、これ以上の追い風はない。

さらに、台風8号の影響で延期となった明日の試合は『声出し応援適応試合』である。コロナ禍を過ごしている中で声の持つ重要性や意味、価値は私生活でも気付かされることが多い。日産スタジアムに響く応援と声援は間違いなく選手たちの力となる。

 

 

日程としては、FC東京戦から中3日。フィジカル面で難しいのは言うまでもないが、シーズン序盤とは状況が違う。勝って得られるのは同じ勝ち点3でも、最終順位に及ぼす意味とライバルチームに与える影響がまったく異なる3ポイントになる。

これまで連戦では大胆にメンバーチェンジする選択も多かったケヴィン・マスカット監督が、いま置かれている状況でどの11人を先発として送り出すか。今節でリーグ戦が終わるわけでもなく、次は中2日でアビスパ福岡戦が組まれていることは百も承知だが、湘南戦は絶対に落とせない。

 

 

前節終了後は「パフォーマンスには満足している」と述べており、その言葉を額面通りに受け取るならば、いよいよスタメンに大きく手を加えない可能性も否定できない。必要最小限のスタメン変更にとどめ、チームの最大出力を発揮させるのではないか。

例えば、FC東京戦で軽く負傷した仲川は無理をしないだろう。同じポジションにはあえてプレータイムを制限した水沼宏太がいる。試合最終盤に惜しいシュートを放ったアンデルソン・ロペスも準備万端で、レオ・セアラとの使い分けは今後もポイントになる。

 

 

いずれにしても明日は勝ちを強く意識した布陣を選ぶべきだ。

 

ヤン・マテウスがメンバー入りした時には……

 

先発のチョイスに複数の考え方があるポジションに対して、宮市亮を長期離脱で欠くウイングだけは駒不足が否めない。万全の状態で戦えるのはエウベルのみ。水沼と仲川は前述したようにプレータイムを分け合いながら試合をこなしていくはずだ。

 

 

FC東京戦では西村拓真を試合途中からウイングで起用した。献身的なランニングを最大の武器とする背番号30のパフォーマンスは決して悪くなかったが、最適なポジションがトップ下であることはシーズン前半で明白となった。やり繰りを考えるあまり、西村の良さが出なくなっては元も子もない。

 

 

チーム事情や連戦といった要素を総合して考えると、ヤン・マテウスが初めてメンバー入りする可能性がある。

 

 

ヨコエク

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