「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「皆川には勢いがある」(中澤)・「去年のホーム広島戦は自分が殻を破るきっかけになった試合」(奈良輪) [広島戦直前コメント] —

【試合に向けて】

DF 24 奈良輪 雄太

「中2日の 連戦だけど、普段あまり試合に出ていない選手にとってはチャンスだと思う。鹿島戦で自分はもらったチャンスを生かせなかった。あとは質の部分を高めたい。 ハンドでPKを与えてしまった場面も、体がもう少し動いていれば処理できたはず。去年のホーム広島戦は自分が殻を破るきっかけになった試合の一つ。個人的 にはいい印象がある対戦相手なのでポジティブな気持ちで臨める」

樋口 靖洋 監督

「(鹿島戦について)完敗です。90分を通して、なかなかやらせてもらえなかった。鹿島のプレスの連動性は高いものがあった。90分の中で流れを変えることができなかった。クロスが7本あって、味方にしっかりあったのはゼロ本。縦パスは9本くらいしかなくて、通ったのは4本しかいない。それではシュートにならない。実質シュートゼロだった。攻撃の形自体がほとんどなかった。まずはアグレッシブさを取り戻したい。
広島は独特のスタイルを築いていて、それをアグレッシブさで消せるか。今シーズンのリーグ戦での対戦は、負けゲームをラスト5分で違う結果にした。ウチは相手のスタイルに合わせてスタイルを変えたりはしていない。広島は去年よりも最終ラインが10メートルくらい高い。それでプレスが強くなっている。相手が前から来るなら、その裏のスペースを突きたい」

 

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DF 22 中澤 佑二

「(皆川について)ビデオで見るかぎりポストプレーや体を張るプレーは得意としているのかなと。この前は日本代表に選ばれたこともあって、イキのいいプレーをしていたり、勢いがあると思う。そういった選手を抑えないと勝てない。それに個人的なことよりも、マリノスは連敗しているし、勝たなければいけない状況にある。意外と順位が下のチームとも勝ち点差がないので、もう一つか二つ勝たないと安心できない」

GK 1 榎本 哲也

「今年は流れを変えるチャンスは何回もあるけど、それをモノにできていない。鹿島戦で言えば、自分がPKを止めることができて、そのあとはシュンさん(中村)がピンチの場面でスーパークリアしてくれた。そういった出来事のあとはチャンスが来るはずなのに、この前は一方的にやられてしまった。でも自分がゴールを決められるわけではないので、いまは我慢するしかない。我慢して無失点で終えれば、チャンスがきっと来る」

MF 6 小椋 祥平

「広島に対しては、相手の2シャドーをしっかりケアしないといけない。そこを封じることができれば、脅威も半減する。ただ前回の広島戦はチーム全体が下がりすぎて、プレッシャーがまったくかからなかった。そのバランスをどうするか。あれだけ引いてしまうと、相手も前から来ないので試合が動かない。今度はウチのホームだし、アグレッシブなサッカーを見せたい。その中で2シャドーをうまく消したい」

 

MF 26 三門 雄大

「鹿島戦でチャンスをもらったけど、試合ではまったく何もできなかった。不完全燃焼だし、消化不良。同じ負けにしても、もっと力を出し切らないと悔いが残る。広島戦でもチャンスをもらえたら、今度はまず自分の力を出し切ることを意識したい。チームとしては前からプレスに行くなら、全員で行かないと意味がない。自分だけで行っても穴を明けることになる。意思統一して、90分間戦いたい」

 

 

 

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