「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「選手だけでミーティングをしたけど、それでもこうなってしまうということはまだ足りないのかな」(栗原)「自分のマークなので責任がある」(三門) +兵藤・斎藤他 [浦和戦後コメント] -1,801文字-

【試合を終えて】

MF 11 齋藤 学

「監督からは特に何も言われていないし、出来が良くないから外れたと思って いる。アウェイのレッズ戦という舞台で勝てれば雰囲気がガラッと変わるかと思ったけど勝てなかった。途中から出たので自分の良さを出すことと、間で受けて チームの形を作ることを考えていたけど、なかなかいい形ができなかった。勝っていないことは事実だし、点も取れなかった。でも次はホームで試合があるし、 ポジティブに次で流れを変えられるようにチーム一丸となって戦うことが大切になる」


樋口 靖洋 監督

「連戦の中で90分を通して浦和のやり方に対して形にさせない、リアクションさせるというプランで、特に守備に関して集中していいボールの奪い方をしながらある程度プラン通りにできたと思っている。それだけに結果に結びつかなかったことは本当に悔しいし、ファンやサポーターにも申し訳なく思う。ただ、ボールの奪い方や浦和のボールの動かし方に対して2シャドーへのコースを切るところはこのコンディションの中でとても良くやってくれたと思うし、評価しなければいけない。いい奪い方をしたあとに出ていくパワー、シュートまで持っていく精度は出し切れなかった。ここが一番、疲労感を感じたところ。きっかけを作るためには勝ち点3を取ること。まずは得点を挙げること。きれいなゴールでなくても、セットプレーでもオウンゴールでも構わない。そういう得点がきっかけになると思う。ターンオーバーしたポジションの選手たちはとてもアグレッシブによくやってくれた。特にダブルボランチのところは守備のバランス、取りどころ、ボールの展開も含めて彼らは本当に良くやってくれた。チーム全体としては決してネガティブな内容ではなかったと思う。ただ、90分間を通してのゲームプランとして、途中から出場する選手がパワーを持ってやる狙いがあった。特に浦和とやるとどうしても難しい1点差のゲームになると覚悟した上で、途中から入る選手のパワーを持って勢いを増すんだという狙いでやりましたが、少しそこのところでパワーを出し切れなかったのが逆転できなかった理由だと思う。(齋藤について)疲労が非常に濃かった。前節もそうだったし、90分通していいパフォーマンスができるとは思えず、むしろ彼をジョーカーとして持つことでチームのパワーを上げることが狙いだった」

 

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MF 7 兵藤 慎剛

「セットプレーからやられたけど、セットプレーを与えてしまったことにフォーカスを合わせないといけない。セットプレーはどれだけ集中してもやられることがある。そこに至る雰囲気やプレッシャーのかけ方に問題があったのかもしれない。あとは全体的に窮屈そうなサッカーをしている。ミスをカバーし合うことでしかチームは良くならないけど、それも足りていない。誰がダメとかではなく、全員で補っていかないと。チームとして試されていると思う」

MF 26 三門 雄大

「自分の特徴を出そうと思ってゲームに臨んだ。いままで外から見ていてチームに足りないものを出そうと思った。そういうところで久しぶりのゲームだけど落ち着いて入れたと思う。ただ、その中のセットプレーで自分のマークの相手にやられてしまったのが残念。自分やハムちゃん(奈良輪)やオグ(小椋)といったACLでは出番があるけどリーグ戦には出場していないメンバーが出て結果を出せれば競争も激しくなったと思うけど、それができなかった。あの1本だけなので、もったいない。集中していなかったわけではないけど、自分のマークなので責任がある」

DF 4 栗原 勇蔵

「後ろもきついけど前もきついと思う。でも前だけの責任ではない。ただ、前から行こうと話していても良いときほど行けていない。去年ならマルキが『オレについてこい』という雰囲気でプレッシャーをかけて『ついてこないヤツが悪い』というくらいの気持ちだったと思う。いまは後ろからの声を待っている状態になっている。昨日、選手だけでミーティングをしたけど、それでもこうなってしまうということはまだ足りないのかなと。守備に関してはどうにかしのいでいたけど、ウチがやらなきゃいけないセットプレーからやられてしまったのがダメなところ。単純なミスが多すぎる。強いチームほど単純なミスがない。前回もそうだったけど、ああいうミスをしたらいつまでたっても良いペースにはならない」

 

 

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