嘉悦社長が語る、移籍ウインドウ・クローズまでの決断 (藤井雅彦) -1853文字-
Jリーグは3月28日をもって第一次の選手登録期間を終えた。平たく言えば『移籍ウインドウが閉まった』ということである。今後は第二次の登録期間(7月18~8月15日)を迎えるまでは、所属クラブを持つ選手は籍を移すことができない。今年もウインドウ内ギリギリの、いわゆる滑り込み移籍があった。Kリーグの蔚山現代から大宮アルディージャに期限付き移籍した増田誓志の例がそれに当てはまる。発表はウインドウが閉まる2日前の3月26日だった。
7月までに新たに選手を獲得するとしたら、現所属クラブを持たない選手の可能性が考えられる。つまり現状で“フリー”の選手である。そういった選手の場合、違約金が発生しないというメリットもある。ただし、所属クラブを持たないことには何かしらの理由がある。能力が高くても、性格や金銭面に難があるのかもしれない。ほかには今年から23歳以下の選手は期間を問わず期限付き移籍できるという新ルールが加わったが、こちらはJ1→J2、J2→J3などの下位カテゴリーへの移籍に限られた話である。したがって若手選手に経験を積ませるための放出はあっても、補強という観点ではなかなか効果を発揮しない。
さて、そこでマリノスである。1月にチームが始動した時点で嘉悦朗社長、下條佳明チーム統括本部長、あるいは現在を預かる樋口靖洋監督は似たような言葉で今後の展望を語った。
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