「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「ここまで長かった」(熊谷)・「そういう気持ちでプレーしなければ優勝はできないし、天皇杯も元日まで進めない」(兵藤)+端戸他 [天皇杯長野戦プレビュー] -1,815文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「ここからは本当にシーズンのラストになる。20日の天皇杯4回戦と23日のリーグ戦は今シーズン最後の連戦になるのかな。でも中2日だけど気にする必要のない連戦だと思っている。名古屋戦の負けを払拭する意味でも、気持ちよく勝って次の磐田戦に向かえるようにしたい。元日の国立はとりあえず最後ということで、それは日本サッカーの風物詩でもある。元日に表彰台に上りたい。
(中村について)コンディション次第。フルメニューをこなせているし、居残りでシュートを打てるようになった。あとは戻りきっていない筋力と、どれだけ試合をできるか。いまのところリバウンドはないし、症状も出ていない。ほかの選手との兼ね合いもあるけど、正直言ってあんまり長い時間やらせたくない。(齋藤について)日曜日まで順調に来ていて、月曜日はあえて練習量を落とした。予定通り。パルセイロ戦は難しいけど、週末のジュビロ戦までのタイムスケジュール的には順調。(熊谷について)最近いいのでチャンスがあれば、という思いはある。ここのところ前に出て行けているし、少し前でもボールをさばけるようになっている。それができればもうひと皮むけて怖い選手になれる。
(相手について)長野パルセイロの映像は4試合手に入れて見た。守備の組織はとてもしっかりしていて、いまの甲府のような印象を受けた。どのゲームを見ても穴を作らないチームで、やはり力があるなと。JFLではダントツのチームだし、間違いなくJ2クラスの力があると思う。(宇野沢について)レイソルでプレーしていた頃から一人でゴリゴリ行けるタイプのFWだった。彼がいるからあのシステムが成立しているんだと思う」

GK 1 榎本 哲也

「前回の名古屋戦は残念な結果だった。でもそれでもリーグ戦で首位に立っていられるのは本当にツイている。次は違う大会の天皇杯で、相手も普段戦っているチームとは違うけど、しっかりと勝つことで流れを呼び込めるはず。相手が格下だからといって油断していいことはない。しっかりプレーして、しっかり勝つ。守備陣としてはもちろん無失点で勝つことを目指す。そうすれば名古屋戦の負けを忘れることができるし、もちろん天皇杯も次のステージに進める」

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MF 7 兵藤 慎剛

「名古屋戦で久しぶりにゴールできたので、その流れを次のゲームにもつなげたい。変則的な日程で少し間隔が開いたおかげもあって、けがをしていた右足首の状態はかなり良くなった。フィジカルトレーニングをする時間もあったし、キレを出すような練習もできた。まずはパルセイロ戦をしっかり戦って、週末の磐田戦に向けて弾みをつけたい。残りの試合は天皇杯含めて全部勝つ。そういう気持ちでプレーしなければ優勝はできないし、天皇杯も元日まで進めない」

FW 17 端戸 仁

「サイドハーフというポジションで1年間のほとんどをプレーした経験はこれまでなかった。振り返ると良いときも悪いときもあった。もっと継続的に良いプレーをしなければいけない。残り試合はリーグ戦3試合と天皇杯だけだけど、もっと試合に出たいという思いがある。そのためには少ないチャンスでも結果を残さなければいけない。そういう意味で次の天皇杯はチャンスだと思う。相手のプレッシャーが少し遅ければ、そのぶん自分がやりたいプレーをできる」

MF 8 中町 公祐

「周りの選手が変わると距離感が変わってパフォーマンス内容も違うと思う。(熊谷)アンドリューは周囲の指示に忠実に動くタイプなので、動きやすい部分はある。あとは試合でどうなるか。実際に試合でやったことのない組み合わせなので、相手もあることだし、なかなかうまく場面もある。そこでどれだけ早く修正できるか。自分はシュンさん(中村)と同じプレーはできないので、自分の色を出していきたい。相手が格下ということは考えずに、名古屋戦の負けを忘れるためにしっかり勝ちたい」

MF 14 熊谷 アンドリュー

「ここまで長かったけど、どうにか結果を残したい。監督からはどんどん前に絡んでいけと言われている。カンペーさん(富澤)がいてくれるし、前にいるマチくん(中町)もボールを受けに下がってくる場面がある。そういうときに自分が前でボールに絡んでいければバランスも良くなる。相手はブロックを作って守ってくると思う。サイドから攻めていくという狙いを持って、大きな展開を意識しながらプレーしたい」

 

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