「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(俊輔のFK得点について)腰のひねりが異常(笑)」(富澤)・「こういう展開は疲れる(苦笑)」(榎本) + 俊輔・中町・兵藤他 [大分戦後コメント] -1,419文字-

【試合を終えて】

MF 25 中村 俊輔

「(得点場面について)最初はファーにいる味方にボールを蹴ろうかと思っ たけど、助走をとったらGKが少しだけ前に出たのでニアを狙った。でも、その前に決めないといけないFKがあったのに壁に当ててしまった。決めたのは難し い場所だったけど、その前のFKはもっと可能性がありそうな場所だった。最近はどの試合でもいい場所でのFKを決めきれていない。恥ずかしい。やっと入っ たという感じ。決めたときは区切りの10点目だから喜んだけど、試合が終わってからは今日のことを振り返って反省ばかり」

樋口 靖洋 監督

「試合前には今シーズン一番いいゲームをしようと言って選手を送り出した。そうすれば必ず勝ち点3が取れる。どうやって点を取るかが今日の大きなポイントだった。そこでチームの武器であるセットプレーから点を取れた。ここぞという場面で伝家の宝刀が抜かれた。ただ、2点目を取らないといけなかった。ハーフタイムにそう話したが、大分さんの粘り強い守備もあって2点目が取れなかった。夏場を過ぎて全体をコンパクトに保つことができているし、ボランチも二度追い、三度追いができている。ゲームコントロールするためにまず先制点が必要で、さらに2点目を狙っていくプランだった」

 

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GK 1 榎本 哲也

「こういう展開は疲れる(苦笑)。前半からまったくシュートが飛んでこなくて、GKとしてはリズムに乗りにくい。前節の広島戦のように最初からある程度際どいシュートが飛んできたほうがリズムをつかめる。でもリーグ戦5試合連続完封はすごい。いまはチーム全体の守備意識が高いし、みんなが頑張っている。できれば自分があまり登場しない試合がベストなので、今日はそういうゲームができたと思う。頭が疲れるけど、GKとしては3-1よりも1-0の勝利のほうが嬉しい」

MF 27 富澤 清太郎

「みんな集中していた。相手はロングボールが多いチームだったのでショートカウンターで攻めるのは難しかった。2点目を取れたらよかったけど大勝するのが難しいことも分かっている。ある意味、1-0で終わらせるのが難しい相手だったかもしれない。きっちり勝てたことでチームとして積み上げてきたものが結果になって表れたと思っている。(中村の得点について)腰のひねりが異常(笑)。オレも中で合わせるつもりだった。中の人間も引っかかった(笑)」

MF 8 中町 公祐

「特に前半はバランス良く戦えていて、相手にうまく圧力をかけることができたと思う。ボールを取られても切り替え早くプレッシャーをかけられたので、しんどいような攻められ方もなかった。2点目があればもっとラクになっただろうし、実際に決定機もあったけど、欲を言い出したらキリがない。隙のないいい試合だったと思っている。上位陣はどのチームも勝っているので、自分たちだけ巻けるわけには行かなかった。とりあえずしっかり勝てて良かった」

MF 7 兵藤 慎剛

「久しぶりの途中出場で試合に入るのが難しかった。自分が出場するまでのゲーム展開やリズムがあるので、リードしている状況で自分が乱すわけにもいかなかった。時間帯としては少し膠着気味で、なかなかボールに触れなくて自分のリズムが出なかった。でもチームが勝つことが一番なので、それを意識してプレーした。シュンさん(中村)が惜しいクロスを入れてきた場面は、切り返すと思ったので相手GK同様に自分も裏を突かれた(笑)」

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