「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

大津祐樹が試合前日の練習では今季初めて主力組に入って調整。前年チャンピオンの川崎戦では、大津の登場回数がマリノスのバロメーターになる [J3節 川崎戦プレビュー]

 

 開幕から2連勝と最高の流れで、試金石となる一戦を迎える。川崎フロンターレはここまで勝利がないとはいえ、2年連続でリーグを制しているチャンピオンチームだ。相手にとって不足なしである。

挑むは真っ向勝負。アンジェ・ポステコグルー監督は「相手が川崎だろうが、新加入のブラジル人がいようが、関係ない」と一蹴。ここまで1得点2アシストと攻撃陣のリーダー格となる働きを見せている仲川輝人も「どちらかがポゼッションできるか楽しみだし、そこが見どころ」と目を輝かせる。

ここまでの2連勝は相手に恵まれた側面もあった。ガンバ大阪は攻守に中途半端さが否めず、ベガルタ仙台は昨季の大量失点を踏まえて自陣を固めてきたが、その精度はお世辞にも高いとは言えず。昨季からの継続路線を踏み、そこに新戦力が上積みをもたらした今季のマリノスの敵ではなかった。

明日の試合は、まずマリノスがチーム力を維持できるかが大きなポイントだろう。ここまで攻撃のキーマンとして存在感を見せつけてきた三好康児は、フロンターレとの公式戦には契約の都合で出場できない。中盤でボールを受ける際、常に前を向き、ボールを運べる背番号41不在は正直、痛い。もしかしたら、いま誰よりも欠かせない選手かもしれない。

総合力を問われる一戦で、三好の位置は水曜日のルヴァンカップ・コンサドーレ札幌戦で得点した大津祐樹に託したい。

 

 

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