写真で振り返る豊田の戦い。荒木遼太郎、復活の夜【2024 J1第14節vs.名古屋グランパス(AWAY)/無料公開】
All Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)
予想だにしなかった雨が降り、夜空を彩った5月15日。豊田スタジアムではFC東京が3点ビハインドでJ1第14節の終盤を迎え、それでも東京ゴール裏のサポーターは強度の高い応援を繰り広げ、交代選手たちも逆転勝利を疑わずに戦っていた。試合の結果だけを振り返ればただの敗戦で片付けられてしまいそうだが、あの日、そこにいた当事者にとっては、拭い難い激闘の記憶が残っている。最後までボールを追いゴールをめざしていた姿勢までは否定されるものではないだろう。
キャスパー ユンカーの高いスキルに晒される洗礼を受けて3失点。野澤大志ブランドンにとっても厳しい結果となったが、ここで90分間プレーしたことは、今後の試合を考えれば貴重な経験となったはず。サブに回った児玉剛もともに戦っていた。前半、名古屋グランパスにPKが与えられた時には、児玉はすぐ野澤に声をかけていた。
2枚目、ボールの横に立っている荒木遼太郎は3失点目を喫した直後の様子。3枚目は荒木がゴールを決めたところで、4枚目はその直後、ボールをセンターサークルに持ち帰り、早く再開しようとしているところ。7枚目は東京の7番松木玖生のシュートを名古屋の7番和泉竜司が防ごうとしているところ。
シンデレラを追いかけるようにスパイクを持ち走ることとなったのは、左サイドハーフで先発した俵積田晃太。このあとテープを巻き付けて固定した。後半19分頃のことだった。
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