ピーター クラモフスキー監督のコメント【2024 J1第7節vs.鹿島アントラーズ(HOME) Preview/無料公開】

撮影:後藤勝
──川崎戦から浦和戦まで準備期間が短かったわりには、かなり改善されたが。
「自分たちの最後の部分のところ、相手の脅威になれるところが増えたと思います。そこが川崎戦に足りなかった部分だと思っています。フットボールのところを何か大きく変えたわけではありません。いいプレー、いい場面、そしてゴールに対しての脅威になれるところはもっと増えたと思っています。もちろん毎試合ちがいますし、毎試合が我々の最大限を出すいい機会だと思っています。自分たちが毎試合もっとよくなろうとするところ、川崎戦から浦和戦までまでよくなったところを分析して、同じプロセスを踏みながら、鹿島の試合に向けて、もっと自分たちがうまく出来るように、そして自分たちの戦い方をもっと成長させることが出来ればいいと思っています」
──どうしても相手が変わってくるので、たとえば福岡に勝ったからと言ってそのまま勝てるわけではないところが難しい。
「そうですね。自分たちが成長していくために一番焦点を置いていくべきは、自分たちのやり方をしっかりと成長させること。そして自分たちのフットボールを発展させていくことだと思っています。そのやったことが自分たちの報いとして返ってきたと思いますし、そして相手にとっても非常に止めにくいものだったと思っています。やっていることすべてを継続して改善していくというメンタリティを持ちつづけながらやれればいいと思っています。自分たちが常に成長していくように、前進していくメンタリティを持つことが大事だと思っています」
──鹿島戦のポイントは。
「自分たちの戦い方に焦点を置きながら、 自分たちの戦い方を出せるようにすること。もちろん相手のことはリスペクトしますけれども、我々は止めにくいチームになっていけると思っています。もっと色々な分析を(この取材日の)午後に見ながら、そしてまた明日(6日)しっかりやれるようにすること、日曜日(7日の鹿島戦)にまたしっかり出せるようにしていくだけだと思っています」
──鹿島戦では荒木遼太郎が不在だが。
「誰が出たとしても同じユニフォームを着ていますから。番号は少しちがうかもしれませんけれど。 ただ、我々の戦い方にしっかりと貢献出来るような戦いをしてくれ、プレーをしてくれると思っています。もちろん回復具合がどうなのか、しっかり見ることも大事だと思っています。練習したグループ(浦和戦で先発ではなかった選手)もすごくシャープに練習出来ていますからね。また明日しっかりとやること。しっかりと日曜日に出来るようにしていくだけです」
──浦和戦では仲川輝人をトップ(中央)で起用したが。
「オプションとして、そのポジションで前にプレーしていたのを見ていますし、あそこのポジションでダイナミックに出来るのもわかっています。ちがったかたちで相手に対しての脅威になれると思っています。彼の選手としての能力を考え、中央からの飛び出しも危険になれる、それもオプションだと思っています」
──浦和戦の先発に若い選手を起用したが。
「選手たちのことを本当に誇りに思っています。試合のあとにも言ったかもしれませんけれども、クラブのおそらくこれまでの歴史上一番若い平均年齢のスタメンだったと思います。そして5人がホームグロウンのアカデミーの選手がスタートで出た。それがクラブにとっても特別な場面だと思っています。彼らだけじゃなくて、すべての選手がすごくすばらしい仕事をしてくれていると思ってます。ただ、あのパフォーマンスは、毎日自分たちがここでやっていることが、どういう風に取り組んでるかが、つながっていると思っています。 グループとしてのメンタリティもそう、そして周りを高めていこうというメンタリティがあったからこそ、それが起こったんだと思っています。いま大事なことは、何を、どの部分がで出来たのかというパフォーマンスを分析して、もっとシャープにしなければ、改善していかなければいけない点をしっかりと見つめること。それをもう一度出来るようにしていくだけだと思っています」
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