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高宇洋、ボール保持とタテの速さの融合に貢献。ピーター式の確立というドアのノブに手をかけ、鹿島戦で次なる段階へ。「ボランチが肝だと感じる」【2024 J1第7節vs.鹿島アントラーズ(HOME) Preview】

 

撮影:後藤勝


 先発メンバーの平均年齢22.73歳。J1第6節浦和レッズ戦に臨んだ若いFC東京の舵を、ドイスボランチの小泉慶と高宇洋が握った。今年、ピーター クラモフスキー監督は、始動の段階から様々な組み合わせを試行し、セッションごとに調子のいい選手をピックアップしてきたが、このふたりに関してはサッカー用語で言うところの“目が揃っている”状態。ハードワークに勤しむ選手たちを、サガン鳥栖に在籍していた小泉、そしてアルビレックス新潟に在籍していた高がコントロール。背後を衝きタテに速い攻撃とボール保持の融合という、アルベル監督体制スタート時からの課題に向き合い、推進しようとしていた。
 
◆(ボール保持とタテの速さの融合について)入った時に苦労した
 
 川崎フロンターレ戦から中3日。その短い準備期間でも、話し合いに話し合いを重ねて「もうやるしかなかった」と、高は言った。
 
「もうやるしかなかったんで、あとは中でコミュニケーションとりながらっていうのは、一番ぼくは気を遣っていましたね。メンバーも若かったですし。でも年齢とかはピッチに入ったら関係ないので。そこで失点はしましたけど、全員本当に下を向かずに、もう絶対逆転しようっていう想いはあったので。それプラス、内容も含めてある程度コミュニケーションをとりながら修正出来たかなっていうのはあります」
 

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