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木本恭生、ゴール前の防波堤として君臨。「最後のところで自由にやらせないことは出来た」と自負するとともに「みんなの意思だけであれだけいけた」と試合内容にも自信【2024 J1第4節vs.アビスパ福岡(AWAY)】

 

競り合う木本恭生。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 FC東京が今シーズンの初勝利を挙げた博多の地で、ふたりのセンターバックが獅子奮迅の働きを見せた。全員守備で前から嵌め、ブロックの守備に移行するが、それでももちろん自陣に入り込まれることはある。そこで最終防波堤となった存在が森重真人と木本恭生だった。
 
 前半33分に森重が紺野和也のクロスを足で弾けば、その8分前の前半25分にはカウンターで攻め込んできた金森健志を木本が止めた。開幕時点では先発メンバーではなかった彼らが、青赤の壁になっていた。
 
◆技術というよりはみんなの意思だけであれだけいけた
 
 チームとしての戦い方が明確になると、個々の仕事も明確になる。そこで、組織的なプレーのなかで個の能力を発揮しやすくなり、高いパフォーマンスが引き出される。一人ひとりが巧く、強く見える試合が、J1第4節アビスパ福岡戦だった。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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