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このままクラブ創立25周年記念の1カ月を過ごしていいのか。気になる思想の不在【2023 J1第27節 川崎vs.FC東京 本音Column】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 それでは9月15日におこなわれたJ1第27節川崎フロンターレ戦をレポートのあとの本音コラムで振り返っていきたいと思います。
 
 まず状況を整理すると、U-22日本代表組は帰国したばかりでこの試合には不参加。森重真人、ディエゴ オリヴェイラ、ジャジャ シルバが全体練習に復帰していましたが、試合前日になって体調不良でディエゴが再び離脱。編成的にはここで計算がくるったようです。ペロッチがサブに入ってきたのはこの前日のアクシデントによるものかもしれないですね。ディエゴが22日の取材でペロッチを気遣っていたのも、急に組み込まれた背景を考慮してのことだと思うと納得出来ます。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


◆どうやって点を獲るのか
 
 さて、ルヴァンカップ準々決勝第2戦アビスパ福岡戦につづきリーグ戦の多摩川クラシコでも敗れた東京。このところのチーム状態の悪さにいろいろと問題はあると思いますが、もっとも気になるのは攻撃です。アルベル前監督時代に守備が崩壊、ピーター クラモフスキー監督になって原点から出直しつつ守備の整備から始めて積み上げてきたところ、攻撃が疎かになってきた。そこがエクスキューズになるにしても、選手の話を聞くと正直、不安です。
 
 仲川輝人はこう言っていました。
 
「もっと全員で共通理解を持った攻撃のかたちというのをやるしかない。もう一回、一からやり直すというか、やるべきことをやりつづける。あとはチャンスを決められるかどうかだけだと思う」
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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