中村帆高、キャプテンは人生で初めてだった! 森重らのすごさをあらためて感じたその経験を糧に味スタでの勝利をめざす【2023 J1第4節「FC東京vs.横浜FC」前最新語録】
J1第3節京都サンガF.C.戦は出場停止。それゆえに、体力的に消耗していない中村帆高はルヴァンカップEグループの初戦に先発出場した。本来であればカップ戦メンバーで臨むべきところだが、ある程度リーグ戦のメンバーをミックスして戦いたいというアルベル監督の意向を反映したものだろう。もちろん、ここで出場しておけば調整にもなる。結果、身体的な強度も精神的な熱量も高い中村のプレーは、チームの雰囲気をより戦闘的にチューニングを施す役に立った。
アンカーで先発していた東慶悟が退いた後半は中村がキャプテンマークを巻いた。なんと、公式戦でキャプテンを務めるのはこれが人生で初の出来事だったのだという。
「苦しい時間帯にはピッチにいるリーダーが引っ張っていかないといけないんだなと、それをあらためて自分が巻いたことで感じました」
森重真人、東慶悟、ディエゴ オリヴェイラ……彼らがどのような重責を担ってきたのか、もちろん理解しているつもりではいても、いざ自分がキャプテンとなってみると、その重さは想像以上だったのだろう。長居でのルヴァン初戦は、ここまで出場機会が少なかった選手にとっても貴重な経験の場だったが、リーグ戦でレギュラー格の中村にとっても気づきを得られる重要なゲームとなったようだ。
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