森重真人と東慶悟不在の状態で後半に畳み掛けたという事実の重さ。予想よりもたくましかったサブメンバーの強さ【2023 J1第1節 FC東京vs.浦和 本音Column】

強さを増している2年目のアルベル東京。Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)
いつもご愛読ありがとうございます。コロナ禍中、昨年まで維持していた観戦記の喋り口調スタイルを、今シーズンはレポートのあとに執筆するこの「本音コラム」に移して頑張っていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
◆一定の規律とチームに尽くす姿勢
さて、2022シーズンのFC東京はセンターバックの森重真人、木本恭生、アンカーの東慶悟が肝のチームでした。そしてもともとの存在感も考慮すれば、やはり東京は森重のチームと言っても過言ではない。それは誰の目にもはっきりしています。
ところが開幕戦を迎える週に、その肝心要の森重がいない。キャプテンでもある超重要人物ですから、不在となれば一大事です。木本はそのままに、左にエンリケ トレヴィザンか木村誠二を置けばサッカーの機能的には問題ないのですが、ポジション云々以外の、人間力の部分は補いようがない。そしてJ1第1節浦和レッズ戦前日には、森重以外にも欠場の可能性がある主力選手がいることが判明し、いよいよピンチかと思われました。加えて当日は前半に東が開始早々に警告を受け、あと一枚で退場という状態で長い時間を戦う非常事態。戦術的にも浦和に背後のスペースを衝かれてシュートに持ち込まれ、なかなか明確に相手を上回ることが出来ない状態がつづきました。

非常に献身的だった小泉慶。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
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