アマラオ、FC東京ウォールアートについてのコメント「(2000年末マリノスからのオファーに)優勝することを考えて東京を出ようと考えたけど、サポーターのみなさんが『必要な存在』と言ってくれた」「すべてが変わって今年優勝するチャンスが高い。優勝しましょう」【全編無料】

撮影:後藤勝
◆アマラオのコメント
○セレモニーの挨拶
みなさんこんにちは、アマラオです。
さっきこの画を見ていろいろなことを思い出して、少し感動しました。現役のときはゴールを決めてそれをサポーターにあげることが出来て、お互いに喜べてよかった。
このポーズはFC東京での最後の試合、柏戦(日立台、2003年J1セカンドステージ最終第15節)、前半は2-0で負けていて、俺はベンチに入っていて「どうしよう」と思っていたけれど、後半に俺が2点を獲って逆転して4-2で試合に勝って、とても嬉しかった。
この土曜日にシーズンが始まります。サポーターが選手に力を与えれば、選手はピッチのなかですごく頑張ろうと思うと思いますし、全員応援してください。
ありがとうございました。
○囲み取材
(引退後にこれだけリスペクトされると思っていた?)思ってもみなかった。
現役のうちはみんなスタジアムに試合を観に来て「(アマの)ゴールが欲しい」と思うけれど、いまは引退して、(ファンの)みなさんにあまり会う機会がない。でもこうやってレジェンドと呼ばれて画に描いてもらえることに感謝しています。
とてもサプライズ。
みんな知っているかどうかわからないけれど、2001シーズンの前にマリノスからオファーが来て(東京を)出ようと思った。
そのときは東京よりマリノスのほうが強いじゃない。優勝のことを考えたから、出ようと少し考えたけど、でもその前にサポーターのみなさんが来て、すごく話をして、お互いに泣いて。「必要な存在」と言ってくれた。それがあって俺は東京に残ったからね、とてもよかった。
そのことに対しての感謝の気持ちもある。J1に昇格して練習場が深川から小平に移ったとき、調布市役所に挨拶に行ったのを憶えています。スタジアムの近くに住もうと思って、調布に引っ越した。調布に住んでいたから、そういう意味でもありがたいし、調布も東京もみんな仲間。
(あらためてこのウォールアートについて?)本当に嬉しい。とても感動しました。こういうことはあまりないね。自分のことをレジェンドとして憶えていてくれてとても嬉しい。ちがうチームでも同じことをやれるといいかなと思います。
このウォールアートを見たのはさっき(来たとき)が初めて(笑 ※完成はお披露目の6日前)。(他の5人といっしょに描かれているが?)嬉しいね。みんないい人、いい選手で、お互いに応援しているから。ルーカスにはこの間会ったし、ナオもいっしょにプレーしていたし、森重と長友とディエゴと、まだ元気でやっている。彼らは頑張っているし、とても嬉しい。
タイトルを獲りたいね。
もうすぐ開幕あるけれど新しい選手が来たし、いままでいた選手といっしょになってひとつになって強くなると思う。少しずつ毎試合ポイントをためて、優勝出来るよう応援しますから。祈っています。
(初めてJ1に昇格した)あのときとは全然ちがう。少しずつ東京も強くなっていくから。選手もそう、スタッフのみなさんもそう。サポーターのみなさんも増えているし、すべてが変わって今年優勝するチャンスが高いから。そうなるよう祈っています。
最初からみんなの気持ちを出して、サポーターのみなさんもいっしょにやって、最後まで諦めない。優勝しましょう。
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