アルベル流に適合するレアンドロ、カシマで魔法のひと振りを見せるか。ボール保持の比率を高めるFC東京vs.モダンフットボール化を進める鹿島アントラーズ

©F.C.TOKYO
10月1日、FC東京は茨城県立カシマサッカースタジアムでJ1第31節に臨み、鹿島アントラーズと対戦する。常勝軍団の看板を下ろし、内容を重視して新しいスタイルの構築に励む鹿島はアルベル監督初年度の東京と似た状況にあるが、果たしてどちらがより雄弁に己のスタイルを語り、よりよい結果を掴むのか。
鹿島の指揮を執るのはかつてFC東京に特別指定選手として参加したこともある岩政大樹監督。東京学芸大学出身らしい考え抜いたサッカー観で新しくなろうとする鹿島を牽引している。まだ選手が考えて一つひとつの判断を下す時間が長く、頭がサッカーの展開についていけていないように映るときもあるが、ベースを浸透させようとする時期には致し方ないことなのかもしれない。なにより引き分けが多く敗戦が少ないことを考えれば、3ポイントが欲しい東京にとって嫌な相手であることは間違いない。畏れすぎてもいけないが、侮ってもいけない。かつて鬼門であったカシマが舞台ということもある。その瞬間、瞬間に全力を傾け集中を切らさないことから、上位進出をかけた残り5試合の初戦を始めたい。
◆アルベル流は「納得出来る」

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