FC東京、悔しい敗戦。川崎フロンターレを相手にのびのびと腕試しを挑み支配率を高めた内容には好感触も、それゆえ“勝負”に対する厳密さを欠いたか【J1第1節vs.川崎フロンターレ/観戦記】

ディエゴに決めさせたかった。
今シーズンも観戦記スタイルで各試合を振り返っていきたいと思います。
2月18日のJ1第1節は王者、川崎フロンターレのホーム等々力陸上競技場に乗り込んでの開幕戦、しかも全試合の先陣を切る“金J”ということで、多くの耳目を集めました。そして、キャンプ中から主力組に入っていた松木玖生はおそらくコロナによる6選手の離脱がなくとも先発していただろうと思われますが、彼のJ1デビューももちろん大きなトピックスでした。
結果は1-0で川崎の勝利。アルベル監督は「彼らが生んだ唯一のゴールはセットプレーからでした」と言い、暗にボール支配率を川崎が高められなかったことに言及していましたが、昨シーズンに関して言えば、耐えて耐えて終盤に1点を獲って勝つという勝ち方はまさしく彼ららしいものであり、おそらく東京を応援する立場で観ている者(というか私)が「先に点を獲れないとこうなるんじゃないかな」と思っていた不安が的中したかのような結果でした。術中に嵌まった気すらします。
たぶん、川崎は今シーズンもこういうしぶとい勝ち方で勝点を重ね、気がつくと優勝争いで好位置につけているのでしょう。東京が大いに見倣わなければいけないところです。
◆結果論ではあるが、レアンドロ、そこはディエゴだったのでは?
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