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【有料記事/ルヴァンカップ準決勝第1戦第4報】「もう少し高い位置で」羽生直剛「自分たちのかたちでないときにどうするか」吉本一謙~敗因を見つめる年長者の声(2016/10/06)

「いま(獲れる)タイトルはカップ戦しかないので、このチームをファイナルに持っていきたいという気持ちはあります。自分自身が何を示せるか。このトシ(年齢)になると一試合一試合が査定というかそういうものだと思うので、自分がいま何をできるかを示さないといけないとは、練習でもそうですけど、試合でもそう思っています」

大一番で先発に起用された36歳、羽生直剛は巧みなポジショニングで、前からプレッシャーをかけてショートカウンターを狙うFC東京の好循環を引き出していた。それだけでなく、チャンス、フィニッシュにも絡んでいた。前半35分、浦和レッズのゴールキーパー大谷幸輝が飛び出した隙を衝き、スルーパスに反応して決定的な場面に顔を出したが、シュートを撃つことはできなかった。
「結果がすべて。試合が終わったあとに、シュートまで行きたかった(と省みる)のはありますけど。練習中から自分が撃つのか味方に撃たせるのかは常に考えていることで、自分のシュート力との相談。そういう意味では結果がでなかったのはすべて自分の責任なので、受け容れないといけないことだと思っています」
後半4分には、右からの室屋成のクロスを中継するようにバックヘッドでフリック、東慶悟のゴールをアシストした。
「ただ遠くに逸らそうという気持ちだけだった。イメージどおりと言えばイメージどおりですけど、あれはただ触るだけだった。たとえばムロ(室屋成)がキックミスをしたときなどに、あそこにボールが入ってくる可能性はあると思っていたので、ポジションはとっていました」

篠田善之監督の期待に応え、存分に働いた羽生。しかし浦和に押し込まれる状況がつづくと、河野広貴と交替した。このあとも東京は浦和に攻め込まれる状況を覆せず、2失点を喫して敗れた。羽生はこの内容を次のように反省する。
「あの時間、

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