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【有料記事】“超反射”秋元陽太を猛追、“不可能を可能にする”圍謙太朗(2016/03/30)

近日中に加入が正式発表されるムリキは別メニュー(阿部拓馬は「早くいっしょにやりたいですね。楽しみです」と一言)、橋本拳人はなぜか負傷箇所と関係なく鼻血を出し(「エッチなことを考えすぎました」というジョークを飛ばす余裕あり)、羽生直剛は右手を踏まれて数分間練習を離れ(痛みが引くと「また折れたかと思ったけど大丈夫」と安心)、という光景が繰り広げられた30日の小平だが、全体的には練度が高まりコンディションが整い、いい状態であることは一目瞭然。連戦中はできなかった疲労回復と積み上げのための攻撃練習に時間を割き、この中断期間に仕上げてきたと感じられる内容だった。

ゴールキーパーも軒並みキレがよかった。U-23組では榎本達也と波多野豪、トップチーム組では秋元陽太と圍謙太朗がゴールを守っていた。序列としては秋元が一番手となるが、先週末の練習試合対浦和レッズ戦では、圍が先発して経験を積んだ。
この底上げ、または突き上げについて、城福浩監督は次のように語った。
「プロになってからの彼は、けがもあったとは思いますが、練習試合も含めて三年間ほとんど試合に出ていなかった。ある意味、それはキーパーとして致命的なことなんですよ。やはり、その瞬間その瞬間に(ゴール前のポジションから)出るのか出ないのか、ディフェンスとのその瞬間での意思統一やオーガナイズ、とにかく失点に直結するポジションなので、場数を踏ませることをしないと(競争の)土俵に乗らないと思います。それくらい、彼はいままでほとんど出ていなかった。だからできるだけ、

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