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【有料記事/FC東京U-23ホーム開幕記念記事・第2回】“アンダー”ファン、サポーターが見守るべき男たち◆圍謙太朗その2(2016/03/18)

3人のゴールキーパーに90分ずつが与えられたニューイヤーカップとその後の練習試合で経験を積んできた圍謙太朗にとり、J1から二週間遅れて開催されたJ3の開幕戦、第1節対SC相模原戦が、今シーズン初めての公式戦だった。この試合は立ち上がりからFC東京U-23が劣勢にまわり、圍も変革前のプレースタイルで臨み、相手のプレーとのギャップに苦しんでいた。後半18分の失点は、圍の反応をもってすれば止められる場面だったが、J1を研究したうえでの準備が判断を誤らせた。この辺りは実際に試合を経験しないと修正されないものなのかしれない。

「(井上平による相模原の得点のようなシュートは)止めたいですね。いちばん遠いところとか、ああいうコースのシュートを止めるのがおれのストロングなので。それをあの失点まではすべての試合で止めてきていたので、よけいに悔しかった。あれも思い切り飛んだんですけど。2~3メートル流した(井上平は最初に持ったポイントから左に運んだのちに左足で蹴った)じゃないですか、1.5メートルくらいだったらノザが切れていてなかった(そのコースは野澤英之が塞いでいた)んですけれども、そこからさらに1.5メートル行ったときに、ファーに蹴るように見えた。井上選手が巧い系統の左利きだったこともあって、もしかしたらわざとフェイントでそうしているんじゃないかと思っていたら、そのとおり蹴ってきた。J1の試合をスタンドで観ていると、

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