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【有料記事/J1第2節対仙台戦】Preview◆小川先発か?/コメント◆城福浩監督、東慶悟、森重真人、前田遼一、小川諒也~城福監督「一貫して90分、相手のストロングを出させない」小川「ワンチャンスをしっかり決められるようにしないといけない」[本文5,272文字](2016/03/04)

FC東京は4日、完全非公開の練習をおこなった。10時30分から開始された全体練習は室内ミーティングを含めると3時間近くに及ぶもので、次節の対戦相手であるベガルタ仙台と自分たちの分析、対策の確認を徹底したものと思われる。東京はあす5日、もう一度完全非公開の練習を実施し、仙台遠征に出発する。

◯メンバーはどうなる?

ACL第2戦対ビン・ズオン戦を踏まえ、城福浩監督はメンバーを再考。「ありがたいと同時に悩ましい状況」「チャンスを与えたい選手には与え、バランスも含めてメンバーを選べる状況になった」と言っていることからも、J1ファーストステージ第1節対大宮アルディージャ戦のメンバーに一部変更を加える可能性が高そうだ。ACL第2戦で、主に攻撃面で株を上げたのは、田邉草民と小川諒也。左右のサイド攻撃のバランスを考えると、ややリスキーながら思い切った決断で、小川が先発に起用されそうだ。田邉は対ビン・ズオン戦、4-3-3のインサイドハーフでは攻撃のスキルを発揮できたが、4-4-2のボランチではバランスをとりながら守備の仕事が多くなった。田邉というよりはボランチを含めた中盤の選考が、フォーメーションと戦い方次第で変わるのではないだろうか。ここのところ東慶悟、阿部拓馬がサイドハーフと2トップで交互に起用され、4-3-3でも4-4-2でも右サイドの水沼宏太が直近の二試合で連続45分間出場にとどまるなど、攻撃陣の編成も不確定な状態。中盤から前に関しては、ちょっとしたさじ加減の差で、いかようにもヴァリエーションが生まれる。試合当日のお楽しみというところか。もし小川を起用するなら、プラスの面と同時にまだおぼつかない部分を周囲がどうフォローしていくかも大切。小川はACL第2戦を振り返って「羽生選手がバランスを見てくれて、高橋選手もすごく気を遣ってくれた。羽生選手や高橋選手がいたからこそ、がんがん前に行けたのだと思いますし、周りのサポートがあってのプレーだったので、チームメイトにすごく感謝しています」と言い、また守備に関して森重真人と丸山祐市のアドバイスもあったとも言っている。足りない面を補いながら、クロスにコーナーキックにと、長所を発揮させたいところだ。

◯わかっていても強いホームのベガルタ仙台。対策は

手倉森誠監督の時代からここ数年、基本的な戦い方を変えていないベガルタ仙台。ホームのユアテックスタジアム仙台では常にいつ爆発するかわからない反発力と攻撃力、短時間での得点力をいかんなく披露しており、FC東京もさんざん苦汁を舐めさせられてきた。
攻撃陣でまず気をつけなければいけないのは

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