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【今週の小平】Preview◆相手の背後を衝け!戦術眼と精神力が問われるラスト4の第一ラウンド~マッシモ フィッカデンティ監督、森重真人、太田宏介、橋本拳人、東慶悟/明治安田生命J1リーグセカンドステージ第14節対湘南ベルマーレ戦(2015/10/15)

Preview◆相手の背後を衝け!戦術眼と精神力が問われるラスト4の第一ラウンド~マッシモ フィッカデンティ監督、森重真人、太田宏介、橋本拳人、東慶悟/明治安田生命J1リーグセカンドステージ第14節対湘南ベルマーレ戦

FC東京は15日、二日後に迫った対湘南ベルマーレ戦に向け、小平グランドで戦術練習をおこなった。あす16日の非公開練習ではセットプレーに時間を割き調整する予定。
日本代表遠征からチームに復帰したばかりの森重真人、そして河野広貴は全体メニューを途中で切り上げた。森重は対湘南戦に出場する見込みだが、河野に関しては直前のコンディションを見極めて判断する。
キッカーの太田宏介は、ファーストステージに比べ、セカンドステージでセットプレーの得点力が下がっていることを指摘。この点を問うと、森重は「相手が研究してくることもあるし、(同じ準備ができていても)点が決まるときもあれば決まらないときもある。得点できるようしっかり努力する」と回答。太田もターゲットマンの森重が戻り、セットプレーの練習に取り組めることを歓迎している。前日練習でどこまで精度を高められるかも、勝利の確率向上に大きくかかわってくる。

気になるのは早々に小平をあとにした河野の状態だが、もし出場が不可能になったとしても、不安に陥ることはなさそうだ。マッシモ フィッカデンティ監督は「(河野)広貴が無理だとすると、そこは替わる。ほかにもメンバーを変更するポジションがあるかもしれません。しかしわたしたちはいくつかの解決策を持っていますし、試してきて備えはできています」と発言しており、代替プランを既に携えている可能性が高い。
そもそも、東京は一試合ごとに戦術を練り、メンバーを入れ替えている。対サンフレッチェ広島戦の先発11人と同じメンバーで次節に臨まなければいけないというわけではない。
「相手が変われば戦術レベルで適応する。試合に応じてちがう準備をしていかないといけません。湘南はよく走るチームですが、これは日本では珍しいことではない。わたしたちもよく走ります。(あえてそのほかの特長を上げるとすると?)よくオーガナイズされていて、何人かの興味深い、若い選手がいます。また彼らは残留という大きな目標を達成しました。非常にポジティヴなリーグ戦をおくってきたチームです」
マッシモ フィッカデンティ監督が言うとおり、湘南はカウンターになれば組織がまとまって動き、ディフェンダーまでもが前線に上がって一気に攻めきろうというチーム。敏捷性が高く技術に優れた若手も多い。

この攻め手を封じ、逆襲することが、湘南対策になる。
橋本拳人は言う。
「湘南は広島と同じく3バックの相手。三枚のうち一枚を

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