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【第2報】レポート/コメント◆橋本拳人「ゴール前に飛び込んでいくのは自分のなかでは得意だと思っていた」/2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第15節 松本山雅FC対FC東京(2015/06/08)

レポート/コメント◆橋本拳人「ゴール前に飛び込んでいくのは自分のなかでは得意だと思っていた」/2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第15節 松本山雅FC対FC東京

武藤嘉紀をストライカーとして脱皮させたマッシモ東京。つい先日も野澤英之がドイスボランチの一角で、松田陸がサイドハーフですばらしいプレーを見せたばかりだが、今度は橋本拳人が東京ファンを唸らせた。それもディフェンスではなく、本職のフォワードかと見まごうスーパーゴールで。
「武藤後」を期待してしまうのは時期尚早かもしれない。しかし攻撃面での上積みになることはまちがいない。若手の成長がチームを押し上げていく予感がする。

橋本が囲み取材の最後に発した言葉がすばらしかった。
「厳しい日々がつづいていたので、このときのために自分に厳しくトレーニングできていましたし、出たらやれると信じていた。それがかたちになってうれしい気持ちと、もっとやりたいという気持ちが芽生えました。
がんばります。ありがとうございました」

これは野澤英之も同じことだが、彼らが先発メンバーの牙城を崩すことは難しく、試合に出られず、ミックスゾーンでも控えめな存在感のまま、今シーズンを過ごしてきた。それでも腐ることなく、いつも表情は真剣な顔かにこやかな顔かのいずれかで、トレーニングに励んできた。この日が来るまで耐えたこと、それ自体に舌を巻かざるをえない。
マッシモ フィッカデンティ監督も次のように高い評価を与えた。

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