【第7報】レポート◆明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第6節 FC東京対サンフレッチェ広島/きわどい相手との五分の勝負に敗れて首位陥落(2015/04/20)
レポート◆明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第6節 FC東京対サンフレッチェ広島/きわどい相手との五分の勝負に敗れて首位陥落
筋肉の拘縮(硬化)が見られたという理由でカニーニが先発から外れ、ディフェンスラインは右から徳永悠平、吉本一謙、森重真人、太田宏介という顔ぶれになったFC東京。アンカーには高橋秀人が入り、昨年と同じ守備陣をベースに、先発メンバーを編成してきた。そしてインサイドハーフは梶山陽平と米本拓司。トップ下に河野広貴、2トップに石川直宏と武藤嘉紀という面々が4-3-1-2の陣形に散らばり、キックオフを迎える。
ホイッスルの余韻が醒めやらないうちに東京が決定的なチャンスを迎えた。権田からの長いボールで一気に敵陣へと攻め入ると、右インサイドハーフの梶山から左の石川へスクエアなパス。これを石川が右前へと送り返すようにダイレクトで蹴ると、広島の柏好文が頭でクリアしようとして森崎和幸に当たる。ボールはおあつらえ向きに武藤の足許へと転がり、落ち着いて股下を狙ったシュートとなってゴールイン。時計の針が1分を示さないうちに(※公式記録上は1分)東京が先制、1点をリードした。「走り屋」ではなく「点獲り屋」の資質を武藤が証明したゴールだった。
しかしここからペースは広島のものになる。マイボールになるとボランチのうち一枚が下がってボールを保持、ディフェンスラインの人数を維持しながらディフェンダーの攻撃参加を促すおなじみの広島/浦和型システムで長めのショートパスとミドルパスを駆使して、つなぎながらフィニッシュの機会をうかがう。
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