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【コメントアーカイヴス】石川直宏、徳永悠平、平山相太、森重真人、権田修一、ランコ ポポヴィッチ監督/2013Jリーグディビジョン1 第33節第1日 柏レイソル対FC東京_第2報(11/30)[4,974文字](2013/12/02)

◆対柏レイソル戦後の選手、監督の談話

4-1と大敗したアウエー対柏レイソル戦後の、選手、監督のコメントをお届けする。PKの判定そのものは選手にも監督にも動かしがたく、受け入れるほかはない。そのうえで各自が反省するところは反省し、次に向けてどう立て直していくかを語ることとなった。
PKかそうでないかを判定されるような状況にしないという予防は理屈のうえではできても、きわどいシーンを完全になくすことはできない。困難な状況でも耐えて勝つ、その痛みを最小限に減らすというのも、かんたんなことではないと思う。
非常に厳しい結果となったが、前向きに考えて切り換えようとしている点は救いではある。仮に少しへこんだ選手がいたとしても、個人的な危機感もてつだってモチベーションが高い選手もいるはずだ。
意欲はゼロにはならない。ただし、ばらつきが生じかねない。そこを石川の言うように、いかにしてまとめていくか。シーズンは残り少なく、下を向いている間もあまりない。いまできることをやり、現時点で得られる最上の結果をめざして走り出してほしいと思う。

◯石川直宏の談話

「技術的なことをいろいろ言われるんですけど、積み上げてきたものに精神的な部分があると思う。ぼく自身の個人的なことについて言えば、ことしは技術的な部分よりも精神的な部分を鍛えてもらった気がする。みんなの思いをひとつにして、最後、戦いに勝って天皇杯につなげたいと思っています」

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――先発した選手の脚が止まり、疲れているなかで、ナオさんとしてはどう気をつけてピッチに入りましたか。
「ぼくも(相手ボールのときは)全部戻って、(マイボールのときは)全部受けてというのを考えていたんですけど。失点をしないようにすることも大事なんですけど、やっぱり点を獲ることを。1点獲れば雰囲気も、流れも変わると思っていたので。みんなにがんばってくれと思いながら、きょうはゴールに近い位置でのポジション、仕事が多かったので、そこ(耐えて守る)をふんばってもらって、どうにかして1点を獲ろうという意識のなかでプレーしていました。
つらそうであることは見ていてわかったし、そこのやりあいはがんばってくれと思いながら、自分自身はゴールというかたちをとって流れを引き寄せて、ということは考えていました」

――やっぱりシャドーだとサイドハーフのときとゴールに入る角度であるとか、ちがうところはありますか?
「全然ちがいますね、やっぱりゴールに近い位置でプレーするとゴールへの道筋が見える。シュートを撃ちきれなかったシーンもあるんですけど、あのあいだで受けてターンしてワンツーだったり、自分でしかけて、というプレーがイメージしやすいので。もちろん点を獲ったかたちみたいに抜けだしてゴールを奪うことも可能ですし。

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