無料記事【レポート】2013シーズン新体制記者発表会見その2_選手コメント:野澤英之(2013/01/20)
○2013シーズン新体制記者発表会見終了後の取材にて、FC東京U-18から昇格した野澤英之の談話
──今季のトップチームのユニフォームを着た気持ちは?
野澤英之 このユニフォームを着ることは夢でしたし、着たからには結果を出さないといけない、とも思います。結果を出すために、一つひとつの練習をしっかりやっていきたいと思います。
──初練習の雰囲気はいかがでしたか?
野澤 雰囲気はよかったと思います。ぼくは新人なんですけど、みんなやさしく声をかけてくれて。やりやすかったです。
──具体的には誰が?
野澤 権田(修一)くんが声をかけてくれました。
──(U-18出身という意味でも)先輩に?
野澤 はい。オリンピックに出た経験がある人なので、話を聞けて嬉しかったです。
──さきほど(会見で)「ヒデ」か「ノザー」と呼んでほしいと言っていたけれど。
野澤 はい。きょうもみんなと話していたんですけど「(高橋)秀人と被るな」という話になって。自分としても迷いました。よく考えようと思います。
──最大のアピールポイントは?
野澤 さきほども言ったんですけれども、パスですね。ウラに出すパスだったり、相手を引きつけるための弱いパスだったり、そのようにパスでゲームをコントロールしたいと思います。
──下部組織から直接昇格したのは今季ひとりだったけれど、FC東京U-18のみんなのためにという気持ちはある?
野澤 そうですね。みんなも(野澤のトップ昇格が)決まったときにがんばってと言ってくれたし、応援してくれていると思うので、そういう人たちのためにもがんばりたいと思います。
──豊富な国際経験を活かせそうですか。
野澤 やはりワールドカップ(FIFA U-17ワールドカップ メキシコ2011)に出場したことは大きな経験だと思いますし、あまり試合には出られなかったんですけれども、そこで得られたことを意識しながらやっていけばプラスになると思います。
ブラジルであれば相手の逆を衝くプレーがほんとうに巧いですし、自分でここに出すだろうなと思っているところには絶対に出してこなかったりします。ふだん日本でやっているときとは考えることがちがってくる、そういう部分はすごいなと思いました。
その真似をするということではないんですけれども、自分のプレーに活かせればなと思います。
──さきほど仲間のためにもという言葉がありました。もう終わったことではあるんですけれども、昨年FC東京U-18がプレミアに昇格できなかった、果たせなかったことのぶんまで、ここでがんばろうという気持ちはありますか。
野澤 そうですね。最後の最後で(プリンス関東1部首位の桐光学園高校と競り合い、昇格の)チャンスはあったんですけど、一つひとつの結果が響き、最後は得失点差でだめだったので。そういう部分にもしっかりこだわってやっていきたいと思います。
──トップチームに入ってまだ緊張していますか?
野澤 去年も何回か、キャンプや練習試合で参加させてもらっているんですけど、それでもやっぱり、少し緊張しています。でもキャンプなどの機会に打ち解けられたらな、と思います。
──誰かにいじられましたか?
野澤 ルーカスさんが「おれ、日本とブラジルのハーフだよ」と言って。ぼくはそれを信じちゃって(笑)、権田くんがツッコんでくれました。
──背番号34の感想は?
野澤 (笑)。まあ、そうですね……。
──足すと7になるのは関係ないですか。
野澤 そうですね。7よりは8のほうが好きなので。
──35のほうがよかったのか。
野澤 ははっ(笑)。そうですね。
──いまセカンドユニフォームを着ていますけれどもホーム用とではどちらが好きですか。
野澤 個人的には青のほうが好きです。