「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

5連戦最終戦は総力戦。粘って、粘って、粘って、勝つ。【J2第6節 大分トリニータ戦 プレビュー&コラム】(24.3.23)

前節はアウェイでブラウブリッツ秋田に0対3で敗戦。5試合を消化して2勝3敗、15位。今節はホームに7位の大分トリニータを迎える。前節露呈した際の強度不足を引き上げられるか。会場はカンセキスタジアムとちぎ。キックオフは24日(日)14時を予定する。

  

PICK UP 「これくらいでいいだろう」は無しで

 

▼何度でも原点回帰を

5連戦の最終戦、ホーム大分戦だ。

アウェイに乗り込んだ前節秋田戦(●0-3)。4節横浜FC戦(〇1-0)から中3日で迎えたが、降雪のタフな環境下で3失点惨敗というハードな結果に終わった。スタメンを変えずに臨んで出てしまった内容と結果だけに心身の疲労が懸念される。今節に向けて「仕切り直して臨みたい」と田中監督は言葉を振り絞ったが、多少のメンバー変更はあるだろうか。

前節後に指揮官や選手たちの声を拾えば、その内容は「やっぱり大事なのは球際」という方向性で揃っていた。よって、仕切り直しとなる今節はまずその点を強調して臨むのだろう。

3節甲府戦(〇2-1)、4節横浜FC戦を勝ち切れたのは、何度も繰り返すようで恐縮だが、全体がコンパクトに繋がった上で、球際、セカンドボール奪取、11の強度を引き上げて発揮できたから。そのベースの上に相手の対策があり、選手たちが忠実に遂行できたからこその勝点3だった。

くどいようだが、この大分戦でそれをもう一度だ。

 

相手の大分は5試合を終えて221敗。仙台戦(△1-1)、横浜FC戦(△0-0)、藤枝戦(〇1-0)、清水戦(●0-2)、鹿児島戦(〇3-0)という流れだ。

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