「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

鋭いナイフを隠し持ち、矢のようなプレスで相手ボールの流れを寸断できるか。【J2第22節 大分トリニータ戦 プレビュー&コラム】(22.6.17)

前節はアウェイでザスパクサツ群馬と対峙し、チャンスは作るも決め切れず、スコアレスドローに終わった。モヤモヤの流れを断ち切るためには勝点3が必要だ。今節の大分トリニータ戦はある程度守る時間は長くなりそうだが、一瞬で訪れるチャンスを辛抱強く待てるか。今節は今季二度目の開催となる栃木県グリーンスタジアムにて、18時にキックオフを迎える。

 

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▼その一瞬を待て

あるデータサイトを見ると、前半戦21試合が終わったときの栃木のロングカウンター指数はリーグトップ、ショートカウンター指数はリーグ3位(1位秋田、2位水戸)。ちなみに、ボール支配率は一試合平均42%で20位、敵陣ポゼッション率は少し数値が上がって17位。

ちょうどいい感じだ。速い攻めを志向しつつ、ダメならばやり直して繋いで攻める。目指す方向性が数字に出ている。

ショートカウンターよりもロングカウンターの指数が高いのは、奪う位置がやや低いことも言えるかもしれない。ポジティブに見れば、ハイプレス一辺倒ではなく、相手を見ながらミドルゾーンや自陣にブロックを構える戦い方もこなれてきた、となる。

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