「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

苦しい状況下でマエストロが見せた意地。【ポジション別レビュー MF編①】(23.12.17)  

各ポジション別の選手レビュー。MF編①。佐藤祥、大森渚生、西谷優希、髙萩洋次郎の4選手。

※選手はチームへの登録ポジションでDF編、MF編、FW編に振り分けている。

 

 

佐藤祥

リーグ戦40試合出場(うちスタメン31試合、2919分出場)

天皇杯は出場なし

 

『泥臭さを貫徹』

栃木はこの数年、チームとしてステップアップすることを試みてきた。一つは、奪ったボールをただ単に蹴り返すのではなく、しっかり繋いで展開し、サイドから仕留める攻撃ルートを模索した。

できた試合もあるし、全然できなかった試合もあるし、混在している状況が昨季と今季だ。

その出来・不出来を司るのはボランチだろう。長く、栃木のボランチは西谷優希と佐藤祥が担ってきたが、昨季は谷内田哲平(現京都)と神戸康輔が台頭する時期もあった。

ただ、負けが許されない、結果が求められる勝負どころでは西谷と佐藤に頼らざるを得ない状況が続いた。それは今季も変わらなかった。

(残り 3896文字/全文: 4308文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2 3 4
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ