「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

若手に台頭されようとも絶対に譲れないものがある。【ポジション別レビュー MF編①】(22.11.11)  

各ポジション別の選手レビュー。続いてMF編①。

 

▼佐藤祥

リーグ戦30試合(うちスタメン23試合 計2069分出場)天皇杯1試合出場

 

開幕から佐藤らしい強度を発揮し続けていた。今季も西谷との不動の鉄板コンビは健在だった。

だが、時崎栃木が進化すべく大ナタを振った瞬間があった。時崎監督らコーチングスタッフは技術に勝る谷内田や神戸ら若い選手たちに常々強度アップを促し、日々の練習から意識を植え付けていた。

ターニングポイントになったのは17節徳島戦(○1-0)だ。57分にボランチに途中投入された神戸が圧巻のプレーで流れを変えた。ボールに積極的に絡み、ボールを叩けばすかざず相手ゴール前へと飛び込み、決定的なシーンを作り出した。65分の矢野のビューティフルボレーのシーンでも神戸はゴール前に入り込んで相手DFを”釣り出す”役を担った。

この試合を機に、翌節から神戸がボランチのスタメンに起用されるようになった。スタメン落ちしたのが佐藤だった。

試合に出られなくなってしばらくしたとき、佐藤に話を聞いたが、このときのコメントが実に佐藤らしい。試合に出られなくとも1秒たりとも無駄にしない。キャプテン西谷とともに戦うボランチコンビは不滅だった。

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