「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

戦い負けない。走り負けない。目の色を変えろ。強い意志を体現せよ。【J2第18節 ファジアーノ岡山戦 プレビュー&コラム】(23.5.27)

前節はアウェイで千葉に0対1。これで4戦未勝利となった。ここまで17試合を消化し、4勝4分9敗、勝点16、順位は19位。勝点を試合数が越えた危機的状況だ。今節は8位ファジアーノ岡山とのホームゲームを迎える。キックオフはカンセキスタジアムとちぎで14時を予定する。

 

PICK UP 「俺がやる!」が出てこい!

 

▼局面で負ければ試合にならない

やるべきはシンプルだ。目の前の相手に絶対に負けない、走り負けない。

今節ホームに迎える岡山は前節千葉と似ている。4-4-2をベースに前に強く、速い。ロングボールも多用する。各ポジションに能力の高い選手が配置され、個々の勝負で優位性を作ってくる。

前節の千葉戦(●0-1)、栃木は戦いであっさり負けた。相手のロングボールを相手FWに簡単に収められ、チャンスを多数与えてしまった。

今節の岡山の前線には櫻川ソロモンがいる。彼に当てるボールの背後をチアゴ・アウベスが狙っている。セカンドボールを回収する部隊も前への意識が強い。

文字通り、ファーストボールバトル、セカンドボールバトルで上回ることができなければ勝負にならない。相手ボールに対し、前でも、後ろでも、コンパクトを作り、ボールには常に激しくアタックにいく。全体が繋がり、どこにボールがあろうとボールを基準点に激しく戦う。奪ったボールは前へ。あるいは、相手を広げるべく横へ。

前節千葉戦でほぼできなかったアクションを試合開始から終わりまで、90分間+アディショナルタイムまでやり切る。やり切れれば勝つチャンスはあるが、やり切れなければ順当負けだろう。

 

岡山は17節終了時点で5勝11分1敗で8位につける。

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