【無料記事】【トピックス】『ストライカーの仕事』 河村慶人「仲間を信じてやり切る」4月22日(土) J2第11節 モンテディオ山形戦 15:00 味の素スタジアム（23.4.19）

2023年04月19日 21時00分　
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ここにボールを出してくれ、と河村慶人が走る。

■いかに背後を取っていくか

4月22日のJ2第11節、3位の東京ヴェルディは8連敗中で21位と不振にあえぐモンテディオ山形と対戦する（15:00 味の素スタジアム）。

2日間のオフ明けのトレーニング、ビルドアップから中盤やサイドにボールをつけ、最終ラインの背後を取るパターン練習があった。

「裏を取れるかどうかは、パスの出し手と受け手の関係性次第。タイミングを合わせていくことが大事になってくる。また、ひとりが落ちたら、ひとりが裏を狙うといった具合に、前線の選手の連携も重要ですね」

と言うのは河村慶人。前節のジェフユナイテッド千葉戦（0‐1●）では、失点してから相手に引かれたこともあって、得意の裏への飛び出しは不発に終わった。

「千葉戦は速いテンポでパスを回せず、相手を動かせなかったのが原因。練習でやっているとおりにボールを動かせれば、必ずスペースは空いてきます。相手の背後を狙う動きを何度も繰り出せるのが自分の強み。縦パスやサイドからクロスが入ってくれば、あとは僕らフォワードが仕事をするだけです。いつも城福（浩）監督が言うように、とにかく走り続ければ最後の1回でボールがくるかもしれない。次の試合も仲間を信じてやり切りたいです」

今季、河村は2アシストをマークしているが、まだ得点はない。チームが勢いに乗るには、ストライカーのゴールが必要だ。

当日の天気予報は曇時々晴、気温は21℃とほどよいサッカー日和になりそうだ。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。

《クラブウオッチ》
山形戦は杉並区ヴェルディ応援DAYで、同区に在住・在勤・在学の方はお得に観戦できる。特に力を入れているフードヴィレッジについて、クラブ関係者は「もっと充実させてお客さんに楽しみを提供したいのは山々ですが、ご用意できるキッチンカーの台数は味の素スタジアムの飲食店との関係で入場者数の見込みによって変わります。この仕組みはFC東京さんも同じです。簡単に言えば、よりたくさんの方々を呼び込めれば台数を増やせる」と言う。各店舗のクオリティには定評があり、さらなる食のバラエティを追求するには来場者を増やしていくしか道はない。

［今季の1試合平均入場者数］ 5,624人（ → 12/22位）
過去5シーズンの1試合平均入場者数
2018年　5,936人
2019年　5,371人
2020年　2,429人（コロナの影響により参考外）
2021年　3,246人（〃）
2022年　4,955人（〃）

●ランド地獄耳●
▼上半身のたくましさが増しているバスケス・バイロン。ベンチプレスは110キロを上げるという。チームトップクラスのパワーで、タメを張れるのは「（河村）慶人くんや（千田）海人くんあたりですかね」とのことだ。わかるわ～。
▼クセ強だらけの00年世代問題。一見、好青年風ではあるが、じつはあいつが一番ヤバいと、楠大樹を推す声が複数あり。「自覚はあると言えばありますが、僕の場合、どうも無自覚にやっていることが多いみたいで」。わかった。ひとつ話を聞いてみようじゃないか。「たとえば……食事のときみんながサッカーを観ているなか、僕だけ『カイジ』を観ていたり。ちょっとハマちゃったんですよね」。なんだそのエピソードの弱さは！
▼楠に関し、加藤弘堅が証言者に名乗り出た。先日、齋藤功佑と一緒に若手を連れて食事に出かけたときのこと。何かの拍子に飛び出た楠の「さすがです、アニキ！」。周りは笑っていたが、突然のアニキ呼びに加藤弘は困惑を隠せなかったという。「今年の新人は全員能力が高いですよ。あとは頭の使い方の問題だと思います」（加藤弘）。がんばれ、ルーキーズ。