「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-24[A] 水戸ホーリーホック戦『ブレイクスルーはどこにある』(21.8.10)

2021年8月9日(月・祝)
J2第24節 水戸ホーリーホック vs 東京ヴェルディ
19:03キックオフ ケーズデンキスタジアム水戸
[入場者数]2,758人 [天候]曇、強風、気温28.8℃、湿度56%

水戸 1‐1 東京V
前半:0‐1
後半:1‐0
[得点]
0‐1 端戸仁(16分)A佐藤優平7
1‐1 森勇人(85分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   柴崎貴広
DF7   森田晃樹
DF2   若狭大志
DF15 ンドカ・ボニフェイス
DF16 福村貴幸
MF6   山本理仁(90分 石浦)
MF17 加藤弘堅
MF9   佐藤優平(76分 杉本)
FW19 小池純輝(76分 佐藤凌)
FW25 端戸仁(86分 梶川)
FW10 ジャイルトン・パライバ(46分* 山下)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF3富澤清太郎。MF4梶川諒太、14石浦大雅、30杉本竜士、FW11山下諒也、27佐藤凌我)

監督 永井秀樹

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■端戸仁、今季4点目となる先制ゴール!

無人のビジター側ゴール裏の方面から強い南風が吹いていた。

時折、目を開けていられないほどの強風だったが、雨が降らないのを幸いと思うほかない。同時刻、石川県西部緑地公園陸上競技場で行われる予定だったツエーゲン金沢とV・ファーレン長崎のゲームは、台風後の温帯低気圧の影響により激しい風雨が予想され、試合前に中止が発表されていた。

前半、風上に立つ東京ヴェルディは、追い風の助けも借りてボールを速やかに前進させ、攻撃を仕掛けた。

4分、福村貴幸の縦パスから佐藤優平が裏に抜け出し、そのままシュートに持ち込んだが、牲川歩見に阻まれる。

僕は、森田晃樹の動きを目で追っていた。

守備をセットしたときは4枚の最終ラインの右。攻撃時、森田はするするとポジションを上げていく。中盤の底あたりにいることがあれば、ワイドに張ることもあった。

「後ろから見ることができるので、基本的に自分からポジションを取りますが、今日であれば(山本)理仁や(小池)純輝くんと話しながら、どういうポジションを取るのかを決めていました」(森田)

永井秀樹監督のシーズン後半に向けた新しいプランの一部がこれだ。既成概念に囚われまいとするのは永井監督の特徴のひとつだが、まさか本当に実行に移すとは思わなかった。

(残り 2011文字/全文: 2983文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ