「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-33[H] ロアッソ熊本戦『乗り越えるべき壁』(18.9.17)

『もうすぐ、Vリーグの2018‐19シーズンが開幕。ディビジョン2、東京ヴェルディバレーボールチームの開幕戦は11月16日、VS警視庁@日野市市民の森ふれあいホール(19:00)。写真はウイングスパイカーの工藤巧選手(左)と、ミドルブロッカーの山下道生選手』2018.9.16

『もうすぐ、Vリーグの2018‐19シーズンが開幕。ディビジョン2、東京ヴェルディバレーボールチームの開幕戦は11月16日、相手は国家権力の警視庁だ。19時から日野市市民の森ふれあいホールにて。写真はウイングスパイカーの工藤巧選手(左)と、ミドルブロッカーの山下道生選手。ふたりとも男前でんな』2018.9.16

2018年9月16日(日)
J2第33節 東京ヴェルディ vs ロアッソ熊本
16:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,560人 [天候]晴、弱風、気温25.9℃、湿度67%

東京V 2‐2 熊本
前半:1‐1
後半:1‐1
[得点]
0‐1 安柄俊(7分)
1‐1 佐藤優平(13分)
2‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(57分)
2‐2 田中達也(78分)

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF2   若狭大志
DF3   井林章
DF5   平智広
DF24 奈良輪雄太
MF35 藤本寛也(80分 レアンドロ)
MF38 梶川諒太
MF8   内田達也
MF16 佐藤優平(75分 渡辺)
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
FW17 李栄直(46分* 泉澤)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF4香川勇気。MF6泉澤仁、20井上潮音、33渡辺皓太。FW10レアンドロ、11林陵平)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■大丈夫、点取ってくるから

キックオフ直前、記者席の階段を弾むように上がってきた、サッカー専用新聞『エル・ゴラッソ』東京ヴェルディ担当の芥川和久さん。「(横浜FCに)水戸が勝ちました。今日勝てば、単独3位!」。残り10試合、他会場の結果、順位表の動きがいよいよ気になる季節になってきた。

7分、ボックスの手前で内田達也のトラップが大きくなり、安柄俊にかっさらわれる。安は思い切りよくミドルシュートを放ち、濡れた芝の上を2バウンドしたボールはキャッチを試みる上福元直人の腕の間を抜けてゴールに入った。

サッカーにミスは付きものだが、ゴールの付近でそれがふたつ重なれば失点は免れない。

東京Vの反撃は、動揺を見せまいとする上福元に「大丈夫、点取ってくるから」と言った李栄直から始まる。13分、熊本のバックパスにドウグラス・ヴィエイラが素早く反応。李もそれに呼応して走る。このとき、サイドに開いた小谷祐喜をわざと泳がせ、パスコースを意図的に残した李の狡猾さが光った。

誘われていると気づかない畑実が小谷にパスを出し、一気に寄せた李がしてやったりのボール奪取だ。

「(佐藤)優平が思ったとおり縦に抜けてくれましたね。おかげで中央でフリーのカジくん(梶川諒太)にボールを渡せた」(李)

梶川から出たスルーパス、佐藤が余裕たっぷりにコントロールし、ファーサイドにシュートを流し込む。

「キーパーの動きも見えていたので、空いているところに蹴るだけ。カジからのパスがスムーズだったので、スピードを落とすことなく打てました」(佐藤)

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