【マッチレポート】J2-33[H] ロアッソ熊本戦『乗り越えるべき壁』(18.9.17)
2018年9月16日(日)
J2第33節 東京ヴェルディ vs ロアッソ熊本
16:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]5,560人 [天候]晴、弱風、気温25.9℃、湿度67%
東京V 2‐2 熊本
前半:1‐1
後半:1‐1
[得点]
0‐1 安柄俊(7分)
1‐1 佐藤優平(13分)
2‐1 ドウグラス・ヴィエイラ(57分)
2‐2 田中達也(78分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF2 若狭大志
DF3 井林章
DF5 平智広
DF24 奈良輪雄太
MF35 藤本寛也(80分 レアンドロ)
MF38 梶川諒太
MF8 内田達也
MF16 佐藤優平(75分 渡辺)
FW9 ドウグラス・ヴィエイラ
FW17 李栄直(46分* 泉澤)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF4香川勇気。MF6泉澤仁、20井上潮音、33渡辺皓太。FW10レアンドロ、11林陵平)
監督 ロティーナ
■大丈夫、点取ってくるから
キックオフ直前、記者席の階段を弾むように上がってきた、サッカー専用新聞『エル・ゴラッソ』東京ヴェルディ担当の芥川和久さん。「(横浜FCに)水戸が勝ちました。今日勝てば、単独3位!」。残り10試合、他会場の結果、順位表の動きがいよいよ気になる季節になってきた。
7分、ボックスの手前で内田達也のトラップが大きくなり、安柄俊にかっさらわれる。安は思い切りよくミドルシュートを放ち、濡れた芝の上を2バウンドしたボールはキャッチを試みる上福元直人の腕の間を抜けてゴールに入った。
サッカーにミスは付きものだが、ゴールの付近でそれがふたつ重なれば失点は免れない。
東京Vの反撃は、動揺を見せまいとする上福元に「大丈夫、点取ってくるから」と言った李栄直から始まる。13分、熊本のバックパスにドウグラス・ヴィエイラが素早く反応。李もそれに呼応して走る。このとき、サイドに開いた小谷祐喜をわざと泳がせ、パスコースを意図的に残した李の狡猾さが光った。
誘われていると気づかない畑実が小谷にパスを出し、一気に寄せた李がしてやったりのボール奪取だ。
「(佐藤)優平が思ったとおり縦に抜けてくれましたね。おかげで中央でフリーのカジくん(梶川諒太)にボールを渡せた」(李)
梶川から出たスルーパス、佐藤が余裕たっぷりにコントロールし、ファーサイドにシュートを流し込む。
「キーパーの動きも見えていたので、空いているところに蹴るだけ。カジからのパスがスムーズだったので、スピードを落とすことなく打てました」(佐藤)
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