大宮花伝

望みをつなぐ“777”の歓喜!! 原点回帰が奏功【徳島戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第36節・9月24日(日)16:00キックオフ
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム/5,613人
徳島ヴォルティス 0-1 大宮アルディージャ
【得点者】大宮/6分 室井彗佑

▼ハイプレスからのスムーズな攻守転換

勝ったのも7試合ぶり、無失点も7試合ぶり、さらに徳島からの勝利も7試合ぶりだ。“777”尽くしの歓喜に、笑顔の輪が広がる。ハードワークし抜いた選手たちは疲労困憊だったろうが、サポーターと喜び合えることは元気回復の何よりの妙薬。途切れる寸前の希望も、まだなんとかつなぎとめられた。

喉から手が出るほどほしい7試合ぶりの勝利へ、原崎政人監督はシステム変更に打って出た。直近4試合で使った〔5−3−2〕ではなく、〔4−4−2〕に“原点回帰”。相馬直樹前監督の主戦術でもあったが、原崎監督も5月19日に指揮官に就任後の第17節〜第22節まで取り入れた。ただ、失点が重なったために第23節からは5バックに転換している。

また、先発の顔触れは前節の熊本戦から4人が代わった。体調不良者などが出た影響もあるものの、出場停止明けの小島幹敏、志村滉が今季初先発、袴田裕太郎は7試合ぶり、茂木力也は5試合ぶりで、それぞれスタートに並んだ。13試合で5バックを採用したが〔5−3−2〕になってからの4試合は合計11失点となかなか結果が出ていなかった。

“原点回帰”は吉と出た。

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