大宮花伝

“6度目の正直”で今季初の連勝。変わりゆくチームの“大黒柱”【秋田戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第29節・8月6日(日)19:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮/6,818人
大宮アルディージャ 1-0 ブラウブリッツ秋田
【得点者】大宮/90分 泉澤仁

▼“アクシデント”を乗り越えて

0-0の90分。ハーフタイムに夏の夜空を彩った花火を超える感動が待っていた。

右の岡庭愁人が左の茂木力也へ大きく展開し、中央の小島幹敏にボールがわたってワンタッチパス。受けた泉澤仁が代名詞でもあるカットインシュートで待望の決勝ゴールを挙げた。GKが弾いたボールがポストに当たってゴールイン。ピッチから、ベンチからと仲間が駆け寄り、165cmの泉澤は見えなくなるほど幾重にも笑顔に囲まれた。

大宮が秋田との激戦を制し、“6度目の正直”となる今季初の連勝を飾った。J2残留圏浮上に欠かせない連勝は昨季までさかのぼり、8月6日の横浜FC戦と13日の仙台戦以来。原崎政人監督は「勝たなければいけない状況なので、すごくうれしい」と喜ぶと同時に、「まだ何も変わってない。次につなげたい」とJ3降格圏脱出へ兜の緒を締めた。

アクシデントを乗り越えての勝利だった。

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