大宮花伝

既存戦力と新戦力の融合に手応え。崖っぷちのチームに注入された魂【金沢戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第28節・7月30日(日)19:00キックオフ
石川県西部緑地公園陸上競技場/3,681人
ツエーゲン金沢 1-2 大宮アルディージャ
【得点者】金沢/90分 林誠道 大宮/35分 シュヴィルツォク、37分 中野誠也

▼夏の新しい力がそろい踏み

両手を大きく広げるシュビルツォクに次々とチームメートが駆け寄った。今夏の目玉補強となったストライカーが初先発でJ2初ゴールを挙げ、歓喜の輪の中心で誇らしげな表情だ。このゴールの直後には中野誠也が追加点を奪い、再びチームは笑顔でいっぱいになった。

22位の大宮と21位の金沢。ともにJ3降格圏に沈み、勝ち点9差の対戦は大宮に軍配。勝ち点差を6に詰め、今季のアウェー初勝利とJ2通算アウェー100勝目を飾った。

J2残留の行方を占う直接対決はシュビルツォクと黒川淳史が初スタメン、飯田貴敬が2試合連続でスターティングメンバーと新戦力が並んだ。この3人の出来が未来を左右すると言っても過言ではなく、注目が集まる布陣が組まれた。

また、金沢戦直前には攻撃の軸だった柴山昌也がC大阪に完全移籍し、アンジェロッティは出場停止で前節・水戸戦のシャドー2人が不在。攻撃の軸を担う2人がそろって欠ける事態で心配もあるなか、その場所には黒川と中野誠也が入った。

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