大宮花伝

編成の甘さが招いた“常時J2残留争い”。来季こそは示したい“プロ”のビジョン【ゆく年を考察・下】

 

問われる強化部の手腕

今季ほど“J3降格”が間近に迫るシーズンはなかった。第1、2節の16位が最高順位で、第5〜9節は最下位の22位、その後は19位がやっとでフィニッシュ。“J1昇格、常時6位以内”の目標を声高に掲げたにもかかわらず、“常時J2残留争い”とは皮肉なものだろう。成績低迷の要因を原博実フットボール本部長が分析する。

「スタートダッシュの失敗でしょう。振り返ればやはり去年のシーズンオフの編成や、バランスも影響していると思う。スタートダッシュ、あるいはこの何年間かのクラブの体質、そういうところも含めたものが残留争いに回った要因」

今回は“シーズンオフの編成や、バランスも影響している”に焦点を当てたい。

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