デイリーホーリーホック

J2第12節松本山雅FC戦「苦しい展開の中、失われた一体感。痛恨の3連敗を喫す」【レビュー】

【写真 水戸ホーリーホック】

「松本対策」として選んだリトリート

松本は強かった。今季対戦した中で一番強かったと言って過言ではないだろう。その相手に対して、水戸はチームの基本コンセプトであるハイプレスを捨てて、「前からプレスをかけるというより、ちょっと引いて守備をする」(伊藤槙人)リトリートして守備をする戦いで挑んだ。前節愛媛戦において、松本は5バックにして徹底的に引いて守備をする愛媛の守備を崩せず、カウンターから失点する苦しい展開を強いられた。終了間際に混戦の中でゴールを決めて、なんとか同点にドローに持ち込んだものの、「松本対策」を愛媛が見せてくれていた。前節から中4日という日程でのアウェイ戦、苦しい戦いが強いられることが予想される中、リトリート戦術を採用すること自体は間違っていなかった。

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