【コラム】「水戸の今後を左右する『アジア戦略』。成功のカギを握るのは」（2016/8/4）

2016年08月05日 6時06分　
カテゴリ：コラム
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【写真　水戸ホーリーホック】

袋小路に陥った中、突破口として見出した「アジア戦略」

水戸は今、クラブとしての岐路に立たされている。2011年から毎年営業収益を伸ばし、昨季は5億6千万に到達した。しかし、それはリーグで2番目に少ない数字であり、クラブとして成長しながらも、後進のクラブに追い抜かれていくことを繰り返していた。

このままではいけない。そう痛感させたのが、昨季終了後であった。チームは残留争いに巻き込まれながらも18位となり、ホーム最終戦でかろうじてJ2残留を決めた。苦しみながらも得た経験を次のシーズンに生かしたいところだった。しかし、シーズンを終え、次々と発表されたのがチームを支えた主力の移籍のニュースであった。J1クラブに引き抜かれるならまだしも、J2の同規模の資金力のクラブにも選手を奪われたことはクラブに衝撃を与えた。

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