【コラム】「4年半を未来につなげるために。『苦渋の決断』に込められた思い」(1837文字)(2015/6/12)
11年以降上向いたクラブ。柱谷前監督の貢献度は大きなものだった
柱谷哲二前監督の解任。それがいかにクラブにとって、「苦渋の決断」であったか。これまでの歩みを振り返れば否が応にも理解できる。
柱谷前監督が就任した2011年。水戸は危機的な状況にあった。新体制記者会見前に緊急にクラブの財務状況に関する会見が開かれ、Jリーグから借り入れている3千万円の返済期限を先送りにすることを発表した。10月末までに返済できなければ、「最悪の事態も考えなければならない」(沼田邦郎社長)という事態に陥った。再スタートを切ろうとした水戸にさらに追い打ちをかけたのが東日本大震災である。水戸市も大きな被害を受け、地域の経済は冷え込み、万事休したかと思われた。
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