坂の上の雲と勝点1……2024-J2第9節・いわき戦(H)マッチレビュー
▼2024明治安田生命J2リーグ 第9節
4月7日(日) 14:03キックオフ/ニッパツ三ツ沢球技場(5,409人)
横浜FC 2-2 いわきFC(Jリーグ公式サイト)
【得点】
16′ いわきFC/大迫 塁
17′ 横浜FC/伊藤 翔
49′ 横浜FC/三田啓貴
53′ いわきFC/照山颯人
いわきFCとは公式戦ではこれが初めての対戦だが、昨年10月に行われた復興支援MATCHで一度手合わせしている。当時はお互いにJ1とJ2で残留争いの渦中にいた。キックオフから最初の10分くらいはいわきFCのフィジカルに押しまくられたものの、橋本健人(現徳島)のクロスから伊藤翔による、いわき FCの渡邉匠コーチを「あれがJ1のクオリティ」と唸らせたゴールで先制すると、練習試合で前後半でメンバーを入れ替えながらだったが、90分を通して5-0と横浜FCが圧勝した。
最初の10分を押し込まれたことについて伊藤翔は、「あいつら、試合前のアップで50メートルくらいのダッシュをめっちゃやってて、開始1分で体が仕上がってた」と当時語った。それで今回いわきFCの試合前練習をずっと見ていたら、思いのほか普通で拍子抜けしたどころか、パスがズレたりトラップが大きかったりで、技術的に高いチームではないなというのが正直な印象。が。終了間際にはピッチの横幅を往復するダッシュを全員が2本こなし、選手によってはさらにキツそうなメニューを入れていたのを見て、少し嫌な予感もした。
それは杞憂に終わり、開始からフィジカルで押しまくられはしなかった。先制ゴールはいわきに奪われたものの、伊藤翔と三田啓貴がクオリティを見せて追いつき、逆転する。しかし、半年前ほどの差は両者の間に表れなかった。
【選手交代】(横浜FCのみ)
63′ 中野→拓海
73′ 伊藤翔→カプリーニ、慶治朗→村田
86′ 和田→三田、髙橋→ソロモン
▼両面が出た村田透馬の起用
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