慎重、かつアグレッシブに!……2023シーズンJ1第29節・浦和戦(A)プレビュー
■今節の相手:浦和レッズ
▼基本情報
【横浜FC】
17位/勝点22/5勝7分16敗/得点24/失点51
主な得点者:小川航基(6)、伊藤翔(2)、林幸多郎(2)、山下諒也(2)、井上潮音(2)、マルセロ・ヒアン(2)、ユーリ・ララ(2)、ほか
主なアシスト:近藤友喜(3)、カプリーニ(2)、山根永遠(2)、ほか
出場停止:なし
【浦和】
3位/勝点49/13勝10分5敗/得点34/失点21
主な得点者:ホセ・カンテ(7)、アレクサンダー・ショルツ(4)、興梠慎三(4)、関根貴大(3)、伊藤敦樹(2)、ブライアン・リンセン(2)、ほか
主なアシスト:伊藤敦樹(5)、大久保智明(3)、関根貴大(3)、ほか
出場停止:ホセ・カンテ
昨季の成績:9位
▼前回対戦を振り返る
第17節(6/11)、ホームで0-0のドロー。前節の鳥栖戦から、「ゴールを守るだけでなく、ボールを奪いに行く“新段階”」(四方田修平監督)に着手。基本は浦和にボールを持たれながらも、前線からアグレッシブにプレスをかけていく姿勢を示すことで押し込まれっぱなしにはならなかった。浦和はボールを握って試合を進めるが大きなチャンスは作れず、終盤に浦和のペースが落ちると横浜FCが押し込んで攻めるが、こちらも決定機は作れなかった。横浜FCにとっては今季初めてとなるスコアレスドローで、リーグ上位(当時4位)のチームから勝点1でも奪ったのも初めて。まずは失点しないことに重きを置いて0-0で長い時間を進め、終盤に相手が落ちてきたところでゴールを奪って勝つことを目指す、現在の戦い方のベースが確立した試合だった。
浦和はリーグ後半戦に入って、3月に獲得したギニア代表のホセ・カンテが本格的にフィット。後半戦だけで6ゴールを挙げている。守備ではマリウス・ホイブラーテン、アレクサンダー・ショルツのCB二人を中心とした堅守は相変わらずで、失点数21(1試合平均0.75)はリーグ最少。夏の移籍で鈴木彩艶(→シント=トロイデン)、犬飼智也(→柏)らが期限付き移籍でチームを離れ、アンタルヤスポルから中島翔哉を完全移籍で、ムアントン・ユナイテッドからエカニット・パンヤを期限付き移籍で獲得するなどしている。
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