HAMABLUE PRESS

【コラム】データで考える……ボール支配率と勝敗の関係は?

 

チームが自動昇格を決めてくれたおかげで早々にシーズンは終わりましたが、おかげさまで番記者である自分に原稿の依頼も多く、その都度データを眺めながらいろいろ切り口を捻り出すことも多くなっています。ただデータはあくまで原稿の本筋というより補強要素にしか過ぎなかったりするので、データそのものを本題にコラムを書いてみたいという気が強くなってきまして、今回チャレンジしてみることにしました。

Jリーグのデータを扱うサイトがいろいろある中で、僕は何年か前から『Football LAB』というサイトを主に活用しています。このサイトでは試合ごとにシュート数(公式記録とは違ってすぐブロックされても大外ししてもカウントされる)、枠内シュート数、ボール支配率、攻撃回数、30mライン侵入数、ペナルティエリア侵入数などが分かるので、毎試合ごとにエクセルに打ち込んで表にしています。

開幕の大宮戦。こういう感じでスタッツが出てくるので……

 

試合ごとにひたすらエクセルに打ち込む。攻撃回数に対する得点率、失点率、30m侵入率、ペナルティエリア侵入率、シュートで終わる率なども関数で出るようにしている

 

そうすると、年度ごとの違い、去年で言えば監督が交代してからスタイルがどう変わったか、今年で言えば、序盤、中盤、終盤、最終盤と戦い方を変えたことの影響が如実に見て取れます。

そうやって見えてきた面白いところを、何回かコラムにしてみたいと思います。皆さんも一緒に考えてみていただければ幸いです。

 

▼ボール支配率が高くても勝てない?

(残り 1985文字/全文: 2789文字)

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